あらすじ
厄を退け、災いを払う力を我が手に━━ 顕現せよ、安倍晴明。 現代の大阪を舞台に繰り広げられる、新釈「安倍晴明」英雄譚、開演‼
怒涛の展開で綴る第①巻、堂々登場‼ 大阪にある朱堂神社は、御神体を「安倍晴明」とする由緒正しき神社。
神社には、巻物「安倍晴明の書」が代々大切に祀られている。この巻物と契約を交わした神社の長男・朱堂成海は、「安倍晴明」を操ることが出来る唯一の男であるのだが…。
大阪城で起こった事件を契機に、巻物を巡る争奪戦が勃発してしまうことに…。
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Posted by ブクログ
二次……の頃から作家さんのファンで、商業デビューされてからずっと追いかけています。なので、大好き目線にはなってしまうんですが……壮大かつ繊細な絵柄とストーリー展開にワクワクしながら連載を追っています!近代✕和✕ファンタジー的なアクション漫画です。
紙面の方が向いてそうな作品なので、紙での雑誌掲載がはじまって嬉しいです。正直、10〜20年前の紙雑誌が今よりも売れてる時代だったらもっともっと人気作になってたのかなぁ……と。もっと色んな人に読んでいただきたいです。
どうか、今回は完結まで紙で単行本が出て欲しい……。(前作のエデンズエンドが大好きだったので、2巻が電子のみだったのが本当に悲しかった)前作に関連してそうなキャラや組織も出てきて、益々展開が楽しみです。
回を重ねるごとにどんどん面白くなる作品(作家さん)だと思ってるので、あえての4です!(気持ち的には5以上なんですが!!!!!)
いまいち
まず、絵はキレイ。
全体的にはごちゃついている感がするが、キャラの絵は悪くない。
ただし、シーンの描写にクセがあり、何がどうなっている状況なのか理解しづらい場面が複数あった。
ネームの時点での表現がまずいのではないかと思う。
それと、1巻での主人公のアホすぎる行動はさすがに無いだろうと思う。
小学生レベルならともかく、高校生あたりでしょ?それであんなアホな事するかなと。
その他はまあありがちな流れではあるが、そこそこのレベルと思っていたが…、先を読んでガッカリ。
これ、結局「歴史的英雄が実体化して戦う系」のジャンルってことなんでしょうね。
「週末のワルキューレ」はもちろん、「リィンカーネーションの花弁」など、そこそこトレンドになっているジャンル。
ただ、結局作者がその英雄(偉人)を理解しきれていないから、単に連想される能力だけを発揮する、「歴史とは全く関係の無い話」になりがち。
例えば2巻冒頭、メアリー1世の特殊能力が「女王の声は針のような毒」となっているが、何の歴史的事実にも基づいていない能力。
しかも、「福音正教会」なるものがどんな組織かは不明だけど、「福音派」と言えばプロテスタントの流れ。
プロテスタントを迫害し、「ブラッディメアリー」と呼ばれたメアリー1世を「我が女王陛下」などと呼ぶはずがないだろう。
歴史的人物を扱うなら、それなりに根拠あるキャラにして欲しい。
これじゃ、単に「流行りに乗っかろうとしたバトルマンガ」に過ぎない。