あらすじ
運命の相手なんて、そのうち空から降ってくるはずだった。
いつか星のきれいな夜に散歩してると、突然、目の前にロケットが着陸して、その銀の扉が開くと「待たせちゃったね」とか言って、高身長で優しくて、スマートで、なにもかも百点の男の子が現れるみたいな感じで――完全に信じてた。
京都の大学に通うアカリには悩みがあった。周りの友達はどんどん恋人ができていくのに、私だけ恋愛のチャンスが来ない。
恋愛くらい、本気になればできるはず。メイクも頑張ってるし、服装ダサくない。一途だし良い彼女になる。
なのに、どうして私の順番は回ってこないの?
恋愛も公式があればいいのにな――
そんなアカリに話しかけてきたのは大学の先生「ベニコ」。
恋愛とは、さりげなく相手に近づいて、物欲しそうなめで見つめることではないわ。恋をするとは、相手に関わろうとすることでしかないのよ――と、言われてしまい……。
アカリは一大決心。ベニコに恋の仕方を教わることにする。
果たしてアカリは恋をすることができるのか?
「恋愛を学べる小説」第2弾! 恋は待っていてもつかめない。ベニコの授ける「恋愛認知学」は、恋愛テクニックを通じて人生にどう立ち向かっていくべきなのかを教えます。
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Posted by ブクログ
前作を読んだので、読みたくなった。
小説として、単純な内容ではあるが、面白かった。
不覚にも、コウキくんの告白にグッときた。
なんとも一生懸命な感じに心奪われるし、泣きそうにもなるし、完璧じゃないところが愛おしいとさえ思う。
ソウシくんとアカリちゃんの関係が、なんとも過去の自分を見ているようで。アカリちゃんには幸せになってほしいと、前作同様小説メインで読んでしまった。
ベニコさんがどうしてもブルゾンち○みの形で浮かんでしまう。
どうかこの感想を読んだ人は、ブルゾンち○みを思い出しながら読んでほしい。物語が浮かび上がってくる。
真面目な感想。
「運命は作り上げていくもの」という言葉がすごく心に響いた。どこか無意識に運命とは出来上がっているもので、決められてものじゃないが、一般的にある運命的な出会いってやつだと思っていた。
読後はそんな自分が恥ずかしいとさえ思う。
前作同様、自分を大切にする・自分を愛するというとこをが本質だなと思う。恋愛云々というより、“自分を大切にすること”とは、“自分を愛すること”とは、という内容が、人付き合い(恋愛友情)の中で示されている。
宇宙が終わるまでに恋したい
今の自分はプチパンケーキちゃんなんだなって気づきました。一度しかないこの人生、自分自身のために精一杯生きたいと思います。
Posted by ブクログ
周りの子は付き合って結婚して子供もいてマイホーム買って車買ってベビスタグラムになってる中何も無い私ですが、そんな私にぴったりすぎて笑ながら読んでたんですが最後泣きましたw
ほんっとプチパンケーキ女、わたし。つら。
めちゃくちゃ好きな本でした!第一弾これから読んできます!
以下ネタバレあり個人まとめメモです⚠️
言葉にしたら当たり前のことなんだけど、それを本当にわかっていなかった、私私私ってなる視野のせまさというか他人への見方。
私の目の前の人にもその人の人生があって、たくさんのことを考えて、感じて、経験して、悩んで、傷ついてる。これまでもこれからもある。そのことをわかっていない。
ババ抜きだとしたら自分の手札を見続けるのではなく相手の手札を見るべきである。
「スリーチェック」
意識を外に向ける、自分のことを考えない=相手のことを考える余裕ができる。
すれ違う人、目の前の人、話す相手、など、対象者の3点をチェックする。そこから話してみる。
コミュニケーションは自分が何をするかよりも相手を観察することが大切。
「ディープ・トーク・メソッド」
デートの目的は楽しい時間を過ごすことではなく、相手との関係を深めること。
人間関係は会話で決まる、他愛のない会話ならその程度の、深い会話なら深い関係になる。
「フェアであること」
尽くす女が尽くさせる男を作る。恋人は崇め奉るものではなく尊敬しあうパートナー。
恋をすることとは、関わろうとすること。相手を知って、感じて、お互いの心を震わせていくこと。共鳴。
最後に心を入れ替えてくれることを望むとき、という別れるか別れないか、真剣に向き合って、話してほしいというセリフたちもよい。
これを読んで私の意識が変わったとして、ちょっと話戻るんだけど愛着障害の相手にどこまで通じるのか、なんたよねーーーーー
次会うまでに私私私ってならないように意識していこうと思います!
Posted by ブクログ
ベニコさんのレッスンが、素敵すぎて
恋愛認知学おもしろいなと思いました。
自分を大切にしてくれる人しか、いらない。
自分で自分を軽んじてはいけない。
確かにそうだと思いました。
私もステキな恋ができるかな?!