あらすじ
この社会で「別にダメじゃないのに、なんかダメっぽいことになっている」アレコレ。
ちょっと立ち止まって、一緒に考えてみませんか?
『日本のヤバい女の子』著者による、「ダメ」の呪いを解いて明日が生きやすくなる思考実験エッセイ集!
フレンチで女が「おあいそ」するのは? 男の子がコスメと生きるのは? 女に性欲があるのは?
ベビーカーが「ベビーカー様」なのは? 産休・育休で仕事に「穴を開ける」のは? 怒ったときに思わず乱暴な態度と言葉遣いになるのは?
ヌードを芸術として受け入れられないのは? やっべ~、今日何にもしてない……のは?
名前のない関係で生きていくのは? 女が女と一生一緒に住む予定でいるのは?
人生のストーリーから外れてみるのは?
……あなたはダメって思う? 人からダメって言われてきた? 人にダメって言ってしまってきた?
自分でもよく分からないまま「ダメ」だと思い込んでいることはたくさんある。「ダメ」の大海原に漕ぎだしてみた!
「カドブンノベル」連載に書き下ろしを追加。
イラストもたっぷり!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
性別によって与えられている(っぽいことになっている)役割や期待されている(っぽいことになっている)振る舞いから外れること(男子がメイクすること、女性に性欲があること等)は全くダメではなく、カルディでベビーカーを押しながら買い物をすることや産休で仕事に穴を開けることは迷惑なことではなく、怒っているときに暴力的な言葉遣いになることも全然ダメではない。
よくよく考えてみればわかるのになんかダメっぽいことになっていることを「ダメじゃないんじゃない?」となるべく生きやすい世にすべく各章で作者によるプレゼンが行われる。
読んでいてスッとするし面白いのだが、ダメっぽいことになっていることが「ダメじゃない」世の中にまだなっていないことに気づいてしょんぼりしてしまったりもした。
Posted by ブクログ
世の中には、別にダメじゃないのになんかダメっぽいことになっていて、ぼんやりと守ってしまっていることが沢山あるんだ。
別にダメじゃないんだよ〜私自身もいちいち自分の思う生き方を考えを押し殺さなくていいんじゃない〜
「ダメじゃないんじゃないんじゃない?」ていっぱい言ってこ〜
Posted by ブクログ
「面白がる」と「馬鹿にする」の違いがわかってる人の書き方
世直し意識(笑)が先行して肝心の人の権利の自由については疎かになりがちな時に読み返したい
Posted by ブクログ
世の中で「ダメ」と定義されているものやことを一旦受容した上で、「それはダメじゃないんじゃない?」と個人的見解を展開していて、詰まるところ誰も否定しない痛快エッセイだった。
言い回しが軽快で挿絵も素敵。
年納めに読むことができてよかった。
Posted by ブクログ
「法律」や「作法」ではなく、
「(理由は説明されないけど)そういうもんだろ」に対して「いや、ちょっと掘り下げてみようや」という本。
そう思えない私が悪いのか...私だけおかしいのか、でも苦しい、苦しみながら生きるのか...この先の人生も...へらへらしながら...みたいな絶望から「え?それ別にダメじゃないんじゃない?」って言われることの救い。
信じきっていたストーリーからの脱出、新たなストーリーの発見。
流行という刹那的な問題ならまだしも、この本でいうような類の「ダメ」は人生に掛かってくるのでやっかいだ。
でも、これらに一つずつ立ち止まって思考することは労力がいることでもあるけど、生きることが楽しいのでやめられない。
友だちには笑っていてほしいし。
Posted by ブクログ
あー確かに!って思うものばっかりだった!男の子の美意識が高いことや何もしてないことなどよく考えれば別に全然良くない?って思うことばっかりだった、
Posted by ブクログ
この社会で「別にダメじゃないのに、なんかダメっぽいことになっている」アレコレ。ちょっと立ち止まって、一緒に考えてみませんか?『日本のヤバい女の子』著者による、「ダメ」の呪いを解いて明日が生きやすくなる思考実験エッセイ集!
読んでると、あーほんとに!って思うことがたくさんあって、こんなに私たちって理不尽な目に普段から遭ってるんだと脱力してしまう。毎日頑張ってる私たち、超偉いじゃん。女子が高級店で払おうとこんな恐ろしい目にあうのかー。自分が経験したことないからびっくりした。育休とかも自分が経験ない分、私も思い至らないところがあるんだろうな。反省。そしていちいちこんなエッセイが書かれなくてもよくなる自由で最高な未来がやってきてほしい。