【感想・ネタバレ】自殺学入門 幸せな生と死とは何かのレビュー

あらすじ

自殺という現象については,古代の哲学者から現代の精神科医や心理学者まで,多くの人が考えを述べているが,いまだに分からないこともたくさん残されている。
本書ではそれら先人の理論や考え方をふまえながら,著者独自の視点で自殺という現象を捉え,今現在分かっていることを平易に解説している。
今までヒューマニティの視点から語られることが多かった自殺や自殺予防について,科学的な知見をもとに宗教・文化的な背景も交えて考察し,自殺のメカニズムや危機介入の実際が述べられ,また,自殺予防の経済的価値やSNSなどの現代的なメディアの功罪から,幸福な人生についての考え方まで,今までの成書にはないトピックにも丁寧に触れられている。
自殺や自殺予防に関心のある読者だけでなく,幸福な生と死について考えるあらゆる年代の人にとって最適の自殺学ガイドブック!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

会社の先輩が最近自殺したので読んでみた。
自殺の定義から入り、なぜ自殺は起きるのかを3人の学者と歴史的な見方が書かれていたり、そもそも生きる意味とは、に繋がっていったり。
自殺率の推移について正確にみることも大事だと書いてあってはっとした。統計的に自殺率が下がったからと言って、実際には変わっていないかもしれないなど、学ぶことが多々あった。
心理学の用語も分かりやすく説明されていて、心理学初心者の自分でも最後まで読めた

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2020年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

30代男性
コロナ渦のロックダウンによって、コロナ死は抑制しても、自殺が増加すると考察し、「自殺」について理解するために、読みました。(SDGsの「誰一人とも取り残さない」という目標に対して、自殺を減らす方法を考えることも重要と感じて)
自殺に関する統計結果の真実(読み取り方)や、自殺の理解、予防について、客観的な記述がされており、理解しやすかった。さらに、自殺という解明しきれない現象に対して、客観的な内容に加えて著者の考えもあり、理解が深まった。

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2020年09月13日

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