あらすじ
卒業記念パーティで王太子から婚約破棄を宣言されたニコラス。なんでも王太子の恋人に嫌がらせを行ったからだという。もちろんニコラスに身に覚えはないし、そもそもニコラスの実家であるエリク家のほうが、名ばかりの王家よりも富と権力を持っており、婚約を破棄して困るのは王家のほう。そんなこともわからない馬鹿との結婚とかムリ！ ということで、ニコラスはエリク家の独立を宣言する。文武両道の英才である護衛・レオに支えられ、ニコラスは初代大公に就任することになり…！？
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主従関係ＢＬ
公国の第三公子ニコと、護衛のレオ。美貌の賢者と称えられるニコが、婚約者の王太子に婚約破棄を申し渡されるシーンから始まるお話。
糾弾からの婚約破棄、婚約者の失脚、護衛とのラブロマンス、そして大団円と王道展開だけど、かなり想定外だった〜。主人公が無双にチート級だったり、ヒーロー役の護衛が出自のせいで突然失踪してしまったり、元婚約者が実は良い人だったり。
攻め受け２人の視点が交互に描かれているのもよかった。
匿名
へいわーなお話が読みたい方にはオススメです。
ざまぁとかもなく、ただただ二人の恋のモダモダがメインの軽く読めるストーリーです。
ラブラブなハッピーエンドでなにより。
ほとんど主人公（もしくはレオ）の一人語りであれよあれよという間に話が進む。
よくある婚約者の浮気からの婚約破棄から独立、建国へと進むとは。
何か事件が起こっても主人公目線でしか語られないので、なんか薄っぺらいというか、
面白かったけど、もう少しなんとか・・・と思ってしまったのが残念です。
優しい物語
幼馴染み主従のラブストーリー部分は予想通りの展開です。ライバルも当て馬も登場しませんし、拗れもしません。BL色は薄めですね。
そして物語の軸になる婚約破棄からの天下取り部分がなんとも優しい展開で、序盤で散々『馬鹿』と連呼された元王太子とその恋人の令嬢にもちゃんと幸せな結末が用意されています。
婚約破棄から始まる物語といえば『ざまぁ』の小気味良さがウリな作品が多いようですが、この作品は八方丸くおさめてのハッピーエンドになっています。優しい結末がお好みの方にお薦めします。
まどろっこしい
読んでて、まどろっこしい。
端からみたら、両思いの２人なのに、主従関係が邪魔をして…
ストイックなまでの献身を捧げるレオと、先を見通す賢さを持ちながら、自分の事は全然なニコ。
この設定は好きなんだけど、心情的な表現がくどく感じて、ちょっといただけない。
でもお互いが好きで好きでたまらない感じは良かったです。
