【感想・ネタバレ】魔女の暦のレビュー

あらすじ

浅草のレビュー小屋舞台中央で起きた残虐な殺人事件。魔女役が次々と殺される――。不適な予告をする犯人「魔女の暦」の狙いは? 怪奇な雰囲気に本格推理の醍醐味を盛り込む、傑作長編推理

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

収録された2話は、実写にするにはいろいろな意味で難しい話。
どちらもストリップ業界の話かつ男女の愛憎話だし。
特に『火の十字架』は遺体そのものがえげつない。
作中でも言われていたが、グロさではかなりのものだと思う。
犯人と被害者たちの関係性の根っこ部分もかなりえげつなかったけれども。

『魔女の暦』は、金田一探偵が間に合わない話。
彼は事件を未然に防ぐ探偵ではないからなあ。
なので、全ての殺人が終わってから唐突に解決編に入る。
こちらは本来の目的のために別の殺人を犯すその怖さが印象的だった。
殺人が起きるのに、犯人を絞り込めずやきもきしているところに更なる事件が発生。
犯人を追い詰める道筋は非常に細かった。
謎解きは後手に回ったが、金田一探偵の解決編の語りは長編と変わらぬ魅力があったと思う。
中編ながらしっかり金田一の世界が味わえるお話だった。

0
2022年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「魔女の暦」、「火の十字架」収録。
どちらも浅草のストリップ劇場が舞台。そして、どちらも愛欲がえげつないというか。あと、謎の手紙から始まるところも同じかな。
「魔女の暦」の合間にある犯人のパートが映像を意識した感じがして好き。横溝作品では、あまりない書き方。

0
2021年10月17日

「小説」ランキング