あらすじ
「早く忘れちゃいたいのに、何で聴きたくなっちゃうんだろう」
高校2年、冬。
周りが卒業後の進路を考え始める頃、ゆかりは「予備校に行く」という理由で優助との勉強会を解散する。
未遂に終わった告白、自分を置いて春雪を追いかけた優助――ゆかりは受験勉強に集中することで、それらを吹っ切ろうとしていた。
一方優助はそんなゆかりの想いに気付くこともなく、将来のビジョンが持てないことに悩んでいて……。
好きになった人に、想い人がいると分かったなら、あなたはどうしますか?
真面目が取り柄の女子高生・牧ゆかりは、曲がったことが見過ごせないタチ。同じクラスの非行少年・日下優助の伝達係として周囲から重宝されている。
彼にまつわる怪しい噂の数々を知りながらも、「そこまで悪い子には思えない」と感じていたある日、優助がバンド活動を行っており、作詞とボーカルを担当していることを知る。
本当の日下くんがどんな人なのか知りたい、という思いから、「友達」になることに。
しかし、彼と関わるうちに、優助が誰を想って「恋の歌」を書き、歌うのかが分かってしまったゆかり。同時に、自分の中に溢れる感情の名前にも気づいて――?
私がその人のことを本当に好きなら、その人の恋を応援するのが「いい子」なの?
好きな人の一番の幸せのためなら、自分の気持ちを押し殺すのが正しい?
好きって気持ちを伝えるだけで、エゴの押し付けになってしまうの?
バンドマンのクラスメイトに恋をした、女子高生のピュア度1000%の切ない片思いに身もだえ不可避!
あなたは誰の「想い」を応援する?
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くるしい
くるしい、何も解決できてないのに進んでいくのがつらいです。はやく続きが読みたい……はやく2人の気持ちが通じて欲しいです……何も言わないと進まないよーえーん