あらすじ
甲州街道沿いにあるコンビニでレジ係の店員が深夜に射殺された。目撃者の証言で、犯行の直前に犯人は店員の名前と年齢を尋ねていた。いったいなんのために尋ねていたのか? 捜査に当たった十津川警部は、北海道の層雲峡で起きた少女の暴行事件に行き着き、謎を追って旭川に向かう。そこで、犯人の動機が明らかに……!?
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Posted by ブクログ
警視庁捜査一課 十津川警部シリーズ
四つの短編集
《最上川殺人事件》
合田可奈子の父親・徹が、最上川で溺死した。
徹は、精密機械メーカーの社長の座を、妻を交通事故で亡くした後、弟に譲り、気ままに旅行を楽しんでいた。
その少し前、東京四谷のマンションで、探偵事務所所長の、他殺体が発見された。
《日高川殺人事件》
精密機械メーカー勤務の、坂田匡の娘が、絞殺された。
これと言った趣味を持たなかった、匡は、その事件の後、急に釣りを始めた。
《長良川殺人事件》
長良川にかかる、長良橋の袂に、男女の水死体が発見された。二人は、新橋の高木法律事務所に勤務していた。
その頃、東京阿佐谷でも、長良川とよく似た、男女の服毒死事件が起きていた。
しかも、男の方は、高木法律事務所の弁護士であった。
《石狩川殺人事件》
甲州街道沿いにあるコンビニに、深夜1時ごろ、小柄な50歳ぐらいの男が入ってきて、レジ係に、名前と年齢を聞いた上、彼を拳銃で撃った。
短編なので、テレビドラマで言えば、30分ぐらいで、簡単に、解決できる内容である。