あらすじ
涼国(りょうこく)の没落貴族の娘・鈴玉(りんぎょく)は女官として後宮に入り、家門再興に燃えていた。
だが見習いの稽古は失敗続き。真っすぐで理不尽を見逃せない性分も災いして、反抗的・落ちこぼれの烙印を押されてしまう。
こうなったからには主上の寵愛深い権門の側室づき女官となって一発逆転を目指すも、なぜか鈴玉を指名してきたのは、地味で権勢もない王妃さまだった。
失望する鈴玉だったが、ある一冊の小説と友人たちとの出会いによって、次第に服飾の才能を開花させていく。
それは彼女自身の運命と、陰謀渦巻く後宮をも変えていくことにつながり……!?
爽快な王道中華青春ファンタジー!
第5回角川文庫キャラクター小説大賞の隠し玉、満を持して刊行!!
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Posted by ブクログ
うーん、タイトルで読む気が半分くらい失せるんだけど……。もうちょっと何とかならんかったのか。あと、序盤のヒロインの好感度が低い始まりなのもマイナスだなー。
後半は怒涛の展開で面白いんだけど。ただ、序盤で苛ついた分、駆け足すぎるなーという気はした。後半のあの方への感情の動きとか見るに、そっち方向に続かせる気なのかな。
総評としてはそこそこ面白かったです。
Posted by ブクログ
お家再興のため、と後宮女官として入ったけれど
性格が災いして大変な目に。
志高く、けれど嫌な事はしたくない。
まっすぐなのはいいのですが、不貞腐れ具合が
ちょっとどうかと思います。
失敗すれば、と思って皿を割っている、としか
思えない割りっぷり。
やる気がなくても軽い罰で良かった、程度。
それが徐々に色々考えて理解して…という
年を考えたら、な成長速度です。
成長と陰謀、恐ろしい場所です。
Posted by ブクログ
前半、なかなか鈴玉が好きになれずしんどかった…。
まぁでも、敵を作りまくりながらも突っ走ってしまう彼女にだんだん周りが諦め絆されていくように、読んでいるこちらも絆されてしまうというか。