あらすじ
【中小企業でもDXで変われる! そのコツを教えます】
ひとりあたりの営業利益2.5倍、経費を40%に削減!
業界初の「週休3日制」の導入、離職率は半分に激減!
ITには無縁だった、日本で一番人口の少ない鳥取県の
不動産会社が実現したDXによる奇跡の効率化。
そのノウハウを、あますところなく伝えます。
超効率DXに、専門的な知識はそこまで必要ありません。
企業の大小も関係ありません。
どんな企業でも実現できるよう、
人的、資金的な面でも効率的に、業務のDX化を実現するのが
「超効率DX」です。
ムダな書類やデータ打ち込み、属人的な作業、
あらゆるムダを会社から一層するなど、業務がぐっと効率的になります。
そのことで、
業務の余裕が出ることで、新しいことに挑戦できる。
しっかりとした休みがとれるので、
社員のモチベーションとエンゲージメントが向上する。
コストが大幅に下がる。
リスクマネジメントができる。
やるべきことが見える化するので、事業計画がやりやすくなる。
採用がしやすくなる。
などなど、さまざまなメリットが企業にもたらされます。
まだまだDX黎明期です。
DX化を成功させれば、他の企業との間に、優位性が生まれます。
いまがチャンスです!
ぜひ、本書の「超効率DX」を参考に、
DXによる業務改革をすすめてみてはどうでしょうか。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人口15万人足らずの山陰の地方都市である鳥取県米子市にて、不動産事業を営んでいるウチダレックさんのDX化への取り組みについて、主導者である専務(創業者から数えて三代目(お孫さん)にあたる)によって書かれています。
DX導入だとか、IT化とか情報化とかのフレーズからは、スマートで上品な印象を受ける方もいるかもしれませんが、実際はその真逆。情報の文字に「情」が含まれているように、人の心と向き合いながら、時には心の中で涙を流し(従業員が退職するあたりの記述はサラリと書かれていますがとても辛かったことだと推察します)、クラウド型CRMの導入を推し進めていったことが記載されています。
その時その時の出来事を記すだけではなく、一段上から俯瞰して一般的な解釈に落とし込み明文化されているケースが多いですので、不動産業界に限らず、事業規模の大小に限らず役立てる記載の多い本であるように感じました。
巻末では現社長(著者の父上にあたります)への編集担当者によるインタビューも掲載されており、この内容が本書をより一層深みのある一冊へと昇華させているような印象を受けました。
本自体の評価とは異なりますが下記に2点ほど記します。
安易な誤字脱字がなかったことも高評価。(この類の本(この出版社ではないはずだが)では割と誤字脱字を多く目にするケースがあるのでよい意味で裏切られました)
奥付部分に、この本の制作に関わられたスタッフの皆様の名前が多数記載されていることも好印象でした。本来一冊の本を世に出すまでには多くの方が関与されているはずですから、こういった陰の功労者に光を当てる姿勢を評価します。
付箋は多めの41枚付きました。 文句なしの星5つ。
Posted by ブクログ
DX関連の図書は多くあるので、読む順番が重要。
本著は比較的初心者に推奨。不動産業がクラウド型CRMを取り入れて成功した内容の解説。実務や成果が可視化されて分かりやすい良書。昨日、セールスフォース創業者のマーク・ベニオフ氏による『トレイルブレイザー』を読んだばかりだが、こうした本家よりも商品説明に重点を置いた内容で好感触。やっぱり効果あるんだなー。
複数で同じ客を相手にする時、別々に対応した情報を別々に保有すれば、お客もいちいち説明コストがかかる。だから、情報統合しよう、となるかも知れないが、ならば、一人で対応する方が合理的だ。だから統合システムは要らない、と思っていた。しかし、この本を読みながら、属人性がより強くなるならば、特に大企業のように異動があった場合にも同質な対応を取るために、情報統合システムは有効だと思い直した。横軸ではなく、時間軸において。で、更に重要なのは、そうした対応を取っていくために必要なマニュアル。結局、お客情報もマニュアルであるから、CRMは、マニュアル製造システムとして活用できれば良いだろう。
最近は、それにメーラーを組み込むこともできるらしい。本著から学んだというより、本著が着想に役立った。