あらすじ
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NHK『最後の講義』で感動を呼んだ番組が書籍に。生物学者・福岡伸一教授が伝えたい「生命とは?生物とは何か?」が明らかに!
「あなたは人生最後の日に何を語りますか?」
NHK BSで放送され、大反響をよんだ「最後の講義」が、
本になってよみがえりました。
登壇するのは『生物と無生物のあいだ』など
ベストセラー著書で知られる生物学者・福岡伸一教授。
「生命とは?生物とは何か?」を問い続けて数十年。
「1年前の自分と今は別人。実は完全に入れ替わっている…」。
固定概念を揺さぶる目からウロコの刺激的なメッセージが連発します。
福岡ハカセと「生命」を考える知的エンターテインメント、ここにあり!
胸を打つような講義と生徒との熱い質疑応答は実に3時間にも及びました。
本書は「最後の講義」を書籍化するに当たって、
未放映だった部分も収録した完全版!
未来を託された若い世代へのメッセージを
余すことなくお楽しみください!
福岡 伸一(フクオカシンイチ):東京都生まれ。京都大学卒業。
ロックフェラー大学およびハーバード大学研究員、京都大学助教授を経て、
青山学院大学理工学部化学・生命科学科教授。専攻は分子生物学。
著書に『プリオン説はほんとうか?』(講談社ブルーバックス、講談社出版文化賞科学出版賞受賞)、
『ロハスの思考』(木楽舍ソトコト新書)、『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書、サントリー学芸賞受賞)、
『生命と食』(岩波ブックレット)などがある。2006年、第一回科学ジャーナリスト賞受賞。
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Posted by ブクログ
動的平衡について、著書が人生最後に伝えたいと思って講義を行うとしたら、という趣旨で講義をした際の本である。現代の社会は、機械的な理論でなんでも標準化して物事を考え、成り立っている社会である。でも、科学技術はそうやってパターン化しないと発展しなかったかもしれないが、本当は、全てのものが色々と作用、反作用し合いながら、補完し合いながら生きているといえる。病気もその悪い部分を切り取れば治るように考えられがちだが、本当は、病気になった原因を除去しないと、本当に完治したとは言えず、その瞬間に治っただけである。動的平衡について考えるとき、当然、基礎的なことを知って置く必要があるので、機械的な学問である、数学、物理学などを学ぶ必要があるが、それをした上で、どのように全体感を持って考えなければならないかということを、本書は述べている。
最後の方に学生との質問タイムがあるが、それを読むのもまた面白かった。