【感想・ネタバレ】スピリチュアル市場の研究―データで読む急拡大マーケットの真実のレビュー

あらすじ

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怪しい―――――。
でも気になる。
今年初詣をした人は国民の約8割に該当する1億人(重複含む)。携帯占いサイト市場約200億円、ヨガ市場約1600億円。“精神世界”から優しく明るい“スピリチュアル”へとコンセプトをチェンジし、効率的に癒す時代に対応することによって、「スピリチュアル市場」失敗の回避を目標とする若者世代に浸透、急拡大しつつあるように見える。
謎に包まれてきた、怪しいが、でも気になるスピリチュアル市場。その市場に現代人はどれだけの金額を投じているのか。客観的調査に基づいた調査結果を軸に、スピリチュアル市場における有望カテゴリーや今後の市場のゆくえを探る。
誰も語らなかった巨大市場の真相がこの一冊から明らかになる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 スピリチュアルと言えば、あの「オーラの泉」が浮かんでくる。DHCのコマーシャルに出ていたあの派手なお方とセットでいたあの着物の人が話題になっていた。スピリチュアルは、著書でも言われているが女性を中心に幅広い層に受け入れられていて、ビジネスにもなっている。サブタイトルが、データで読む急拡大マーケットの真実となっているように、スピリチュアルに関して、肯定、否定の立場をとらずに、この市場がどうなのか興味を持ったから記述したものと著者は述べている。

 このような本が出ること自体、スピリチュアルが一般化してきている証拠化。スピリチュアルとは畑違いの週刊経済誌を発行している、あの東洋経済新報社出版しているくらいだからなあ。時代も変わったものだ。

 そういえば、最近では、パワースポットという言葉を耳にすることがある。何のことかと思ったら、エネルギーの高い所のことで、そこに行くことで願い事をかなえるために行く、ツアーがあるそうだ。ハワイ、エアーズロック、セドナ、グランドキャニオン、沖縄が人気スポットだ。

 スピリチュアルで不満がある点として、効果が分かりにくい。そのように答える人がアンケートで多いとある。そりゃそうだ。当たらぬも八景当たらぬも八景というし、新人もイワシの頭からというくらいだから信心が足らないと効果が薄いということか。モクモク羊の場合、スピリチュアルは怪しいN乗だと思っているので、効果がないだろう。

 スピリチュアルの消費ステップとして著者は、以下のように挙げている。星占い→開運グッズ→鑑定→占い教室となる。徐々に慣れていったところで、無料から有料へと進んでいくのか。本を読んでいくとスピリチュアル市場も奥が深いなあ。

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2012年10月26日

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