感情タグBEST3
いろんな親がいる
だから、いろんな子供がいる。
家庭環境は様々で、他人にはなかなか手が出せないこともある。
ただ、これからの時代はせめて子供にだけは少しでも良い環境を与えられる社会にならばいいと思う。
夜に子供を預かる
主人公のあかりは、祖母が借金を背負っていてその返済のために家を売ろうとしていたことを知り彼女の借金を肩代わりすることになった。
しかしそのせいで夢だった保育士になることをあきらめざるを得なかった。
電柱に貼ってあった夜間保育園の求人広告を見て恐る恐る電話をかけてみたところ採用され繁華街にあるその保育園で働き始めた。
そこに子供を預ける人はいろんな仕事の人がいて一見華やかでこわそうに見えてもみんな優しい。
そのうちの一人に人気キャバ嬢の一条まなみがいて彼女の気さくさに驚いたくらいだった。
そうやってなじみ始めたある日、まなみの娘である愛菜の機嫌が悪かった。
数日前から母親と遊園地に行く約束をしていてその日数を数えるくらい楽しみにしていたが、当日仕事のスケジュールが伸びたせいで行けなかったらしい。
ここに子供を通わせている人にはよくあることで仕方ないとはいえ、それが増えると働く親たちは子供が数日前から楽しみにしていることも忘れてしまっているのかもしれないと園長先生があかりに言った。
大人の事情も十分わかっているが、楽しみにしていた子供を間近で見ていたあかりは愛菜が楽しみにしていた気持ちを忘れていたで片づけるのはなんか違う気がしてある事を思いつくのだった……。
どういう立地にあっても親の仕事が不規則でも子供を大切に想う保育士がいる限り子供たちは幸せだなぁと思った。