【感想・ネタバレ】やり直せるみたいなので、今度こそ憧れの侍女を目指します！【電子特典付き】のレビュー

一分咲 / 茲助

未来を知る『時渡り』の力で国に尽くしてきた子爵令嬢・エマは婚約解消の翌日、15歳の過去に戻ってしまう。
２度目の人生、国の犠牲になるのはもう終わり！ 幼い頃の夢・侍女になると決心したエマの前に現れたのは、隣国の謎多き公爵・グレン。
「俺は無駄なことはしない」冷たい言葉とは裏腹に、優しく触れてくる彼に惹かれるエマだけど、彼はある「秘密」を抱えていて――。
魔法のiらんど大賞2020小説大賞特別賞受賞作！
巻末には、グレンとエマのケンカからのちょっぴり甘々な仲直りを描いた描き下ろしエピソード「休暇への誘い」、さらには茲助先生の美麗なカバーイラストを特別収録！

[ぷぷろー · ★★★★★]

優しい愛に包まれて幸せになる

　珍しい“時渡り”の能力を持つエマ
未来に渡り戻って情報を国に伝える役目を担っていた。能力を使いきり、褒章を受けた夜会でバカな婚約者が婚約破棄を告げる。もう一人の幼なじみでもある友人に次代の“時渡り”が発現した、彼女の方が好きだからと…。様々な事が変わる事(エマとの婚約で得た実家の陞爵-しょうしゃく-とか)も考え無しな婚約者にキレたエマは破棄を受け入れる。そして翌朝、過去に戻っていた。

　“過去に戻って違うことをしても強制力が働く”魔術学校に入学する日に戻っていたエマは、登校時間を遅らせてみた。強制力は働かず少しずつ、でも大きく運命が変わっていく。そしてあの時戻りの夜会で出会った隣国の公爵家からの留学生グレンが、なぜかいつも側にいる。
　諦めていた夢への努力。共にまい進する本当の友人。直接的ではないが確かなグレンからの愛情。エマはやり直して幸せになっていく

＃ほのぼの ＃癒やされる

[ブクログ · ★★★☆☆]

表紙とタイトルに惹かれて購入しました⟡.*

時間遡行物で、過去や未来に行き来できる能力を持ったエマが人生をやり直して侍女を目指すお話。
グレンは公爵を名乗ってるけど実はとてもすごい人で、態度がもうエマのことをすごく大事にしてるのが読んでるこちら側にもエマにもとっても伝わってくる...!
エマの知らないグレンだけの知ってる温かい思い出を胸にエマを大事に大事にする様子がすごく切なくてきゅんです♡

優しくしてもらうことに戸惑いながらグレンに惹かれるエマも可愛いです(*´艸`*)♡

[ブクログ · ★★★☆☆]

未来を知る「時渡り」の力で国に尽くしてきた子爵令嬢のエマは、婚約者から幼馴染の令嬢を守りたいと婚約を解消される。その翌日、意図せず過去に戻ったエマは、幼き頃に諦めた夢を叶えるべく動こうとする。
突っ込みたいところもあったけれど、エマの前に現れた、前回人生で交流がない・薄かった親しき友や、陰ながら助けてくれる侯爵・グレンとのやりとりが微笑ましい。
それにしても、見返り求めない系だとしても、もう少し伝えることは伝えていかないと、読んでる方的には気を揉んでしまう。図らずも、伝えることの大切さを痛感してしまった。