あらすじ
楓がなくした猫のストラップをいっしょに見つけたことをきっかけに、ふとした仕草やふいに自分に向けてくれる笑顔から楓と仲良くなれたと実感する伊織。
パパラッチと呼ばれ避けられていた頃からの進展に自信を持ち、もっと楓の笑顔を見たい、あわよくば恋仲になりたい、伊織はそんな思いを募らせる。ふたりの関係を進める第一歩として、名前で呼ぶことを目標にするのだが――
「……楓さん」
「みゃー?」
「お兄、コタロー相手に練習しなくても……」
少しずつ表情豊かになってきた少女と過ごす、淡くて甘い夏が今、始まる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1巻同様、平坦な展開だけど、会話のキャッチボールだけでくすっと笑える面白さをそのままに、甘さ増し。素晴らしい作品です。
ヒロイン(楓)視点の描写が良く描かれおり、特に夏祭り後や最後の、二人(x2)の距離感に悶絶させられます。サブヒロインを所謂負けヒロインにするのでなく、そちらでも心を撃ち抜こうとするあたり、作風がでていると感じる。
心をポカポカしたい人は是非。