【感想・ネタバレ】岩泉舞作品集 MY LITTLE PLANETのレビュー

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購入済み

電子書籍化してたなんて

昔の単行本を持っていたけれど、もうボロボロで。それに新しい読切が読みたくて買っちゃいました。後悔なし。絵柄は変わっていてもやっぱりこの作者さんのお話は好きだなぁと思いました

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2022年04月17日

Posted by ブクログ

好きなマンガ家さんのプッシュで知った作品。いい・・・すごく良かった・・・。
表題作以外は1990年前後の作品で、画風からもその当時らしさが見えるけれど、ストーリーや少年少女の想いは普遍的なもので古びてなどいない。大人(社会)の理不尽なふるまい、迫られる選択、一緒にいれば生きていける心強い友達。
『七つの海』とか好きだなあ・・・夢とあきらめと、前進。

表題作は描き下ろし。絵がかなり変わってかわいらしさのあるスタイリッシュな雰囲気に。これがまた・・・多くのことを教訓的に言いたいような設定だけど、淡々と語ってあっという間にお話は終わってしまう・・・。
そのあとに漂う余韻がとてもうつくしい。

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2021年12月31日

購入済み

岩泉舞先生

リアルタイムで本誌では読んでいなかったのですが、短編集七つの海で天才かと思いました。
今回新作書き下ろしが読めて奇跡のようです。しばらく商業作品を発表されていなかったようですが、おそらくずっと描き続けてきたのだろうと思われるような素敵な作品でした。

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2021年06月15日

Posted by ブクログ

──その先は海ではなかったけど
  ぼくは ドキドキする

短編集一冊だけだして終わってしまっていた作家の、未収録作品+描き下ろし(!)を収録しての30年ぶり再販という奇跡のような一冊。一部ネットの片隅でとても話題になってました。

「七つの海」は、本棚の中でずっと特別な位置を占め続けていた1冊。なにがそんなに子供の琴線に触れたのか、すごく好きでした。

頭を切除しても泳ぎ続けるカエルのように、周囲に流されるだけなら存在していないのと同じだと言われる「ふろん」の強烈なメッセージが思春期にドはまりしていた記憶がわずかにあります。
「七つの海」の冒険に旅立つ祖父と現実を生きる孫の対比もずっと覚えていました。

帯の煽りで村田雄介が「掛け値なしの天才」とコメントしていますが、短編集一冊で多くの人の心に30年も残り続けたというのは確かに天才の所業だったのでしょう。
きたがわ翔が鬼滅の刃に関連して「たとえ火の中」に触れがツイートがきっかけになって企画が進んだことは語り継がれてほしい。

未収録作品も良かったけど、描き下ろしが素晴らしかった。滅びゆく世界で星を育てよと渡された最後のこどもたちの話。フェッセンデンの宇宙・ドラえもんの地球セットみたいな世界を創造するお話。絵柄も台詞回しもすごく「上北ふたご」っぽかったけど影響受けてたり…しないかな。
リバーシブルカバーの裏側が素敵なので、ひっくり返しました。

このレベルで描けるなら是非活動再開を!と思ってしまうけどその目はあるんでしょうか。

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2021年06月04日

Posted by ブクログ

デビュー作がまず度肝を抜かれる。ふわっとしたバッドエンド!これを少年マンガ誌でやってたのがすごいし、どの話も爽やかな描き心地ながらも、登場人物には陰があって、そこが気になった(いい意味で)
絵柄は30年前当時のイケイケ感の絵柄だけど、男女共に可愛い。本当に絵が上手い!新作も、絵柄が現代にアップデートされてて、やっばり上手い!
時間かかってもいいから、単行本1冊完結くらいの話を描いて欲しいなー!

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2021年08月11日

Posted by ブクログ

良かった、とても良かった。

約30年前に単行本を一冊だけ出して活動を止めてしまった作者の、復刻版であり単行本未収録作があり新作が読めた。それだけで感無量。かつての作品は、今読んでもまるで色褪せない。

新作『MY LITTLE PLANET』は、ブランクがあったとは思えないストーリーテリングで、絵柄こそ洗練されたものの、温かく、柔らかく、そして毒のある妙味が素晴らしい。かつて少年であった自分がその頃に読んだなら、本作にどのような感想を持つか、想像するのも楽しかった。

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2021年07月31日

Posted by ブクログ

ユージの終わりの始まりと始まりの終わりが描かれている「七つの海」。これ、どこで読んだのだろう。ジャンプ掲載時かなぁ。コミックかなぁ。
いつかどこかで読んだはずなんだけどなぁ。書庫にはないので、友人の家とかで読んだのかもしれない。
強い想いで心の中に残っているわけではないけど、共感する想いは確実に存在していて、ふとした時に表面に浮かび上がってくる感覚。
この漫画の影響で人生変わりましたとはならなかったけど、誰もが通る場所にあるような感覚かなぁ。

ユージと同世代の頃は憧れ。知らない世界へ踏み出す勇気への憧れ。
年を経た今でも憧れ。無くしてしまった、踏み出せなかった故の憧れ。

たぶん、初めて読んだ時はわからなかったけど、今思うと郷愁なんだと思う。いずれ、この感情を抱えたままではいられない、と感じていたのかなぁ。
だいぶ後付け。かつての感情を思い返して理由探しているけど、だいぶ後付け。
うまいこといえないものです。

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2021年07月25日

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