【感想・ネタバレ】とりかえばやの後宮守のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『こひすてふ』が本当に大好きな作品だったので、また土屋先生のお話が読めて嬉しい。
ちょっと読んだだけで「あ、これ好きなやつだ」と確信持てる嬉しさ。

運命的な出会いをしておきながら別れざるを得なかった二人。
再会した先は後宮で、しかも春菜は弟のふりをして男装中、雨水は女官のふりをして女装中というややこしいことに。
お互いに互いを忘れていないのに(寧ろ今でも思っているのに)まさか目の前にいる相手がその想い人だと両者とも気付いていないのが、もう何とももどかしい。
いや、目の前にいまっせと何度ツッコミを入れたくなったか。
春菜はそもそも雨水の顔を知らないから……
それでいて、なりゆきと合理性から恋人どうしになるのだから、よく分からない。
どうしてそうなった!(爆笑しつつ)

かつて罪人として流された雨水は、実は無実の罪を着せられただけ。
自分の命を守りつつ、真犯人に迫るために女官として後宮に潜入。
春菜は雨水の行方に迫るためにも、弟の立場を利用して宮中出仕。
互いに互いの立場を打ち明け合って手を組めば無敵じゃないかなと思わなくもないが、そういう場合でもない。
ちょっとでも油断すれば足元救ってくる輩がいるのが後宮である。
今回その相手に一矢は報いたが、後宮の闇を完全に晴らすまでには行かず。
そもそも主役二人が最後まで相手のことに気付かず終わってしまったのが本当にもどかしかった。
せ、せめて身バレをさせてあげてよという。
それなのに着実に親密度上がっているのだから、不思議な二人である。
本当に、どうしてそうなった!(戸惑いつつ)

前述通り今回だけで何もかもすっきり終わった訳ではないので、これは是非とも続編ですっきり解決していただきたい。
せめて主役二人をちゃんと「春菜」と「雨水」として再会させてあげて欲しい。
まだとりかえばやな状態なので。
二人が本来の姿で手を取り合える未来を信じたいので。

という訳で、続編お待ちしております!

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2021年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

平安時代を後宮を舞台にした陰謀劇。

無実の罪を着せられ女性に化けて後宮で暮らす皇后の兄と、事件に巻き込まれて出仕出来なくなった弟の代わりに男装して近衛士として宮中に出仕した娘の物語。
なのだけど、最後まで読んでみてこれ性別を偽る必要あったのかなあと思う。
最後までお互いに正体に気付かないのは物語的にどうなのか?
なんかクライマックスが無いような気がする。
続編予定なのかなあ。

と言う事でどうも設定をうまく活かせてなくて全体的にもどかしかった。

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2022年05月20日

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