あらすじ
親友の潤子、みさ緒、礼香。ただいま34歳。ずっと恋人のいなかった礼香が見合い婚活することに。潤子はにわかに焦り、結婚相談所に入会。みさ緒もダメ男と手を切ってマンションを買おうとする。「結婚」のフレーズとともに立ち現われる、プライド、ステイタス、メリットetc.……どうしてこうも「わたし」がむき出しになる!?揺れうごく自分の心と向き合いながら、人生を選びとってゆく彼女たちへの温かなエール小説。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
34歳の潤子、みさ緒、礼香は学生時代からの親友。恋人のいなかった礼香が結婚することで焦り潤子は結婚相談所に入会。
3人とも美人でバリキャリの設定、特に潤子の相手を下に見る目線が気になる。本人もああ私って…、のようにいけないとわかってるふりをするのも、いやらしい。でもわかる。婚活パーティーってそういうシステムなんだ、よくできてる。結婚報告した礼香は破談、潤子は半年の婚活を経てどっちつかず、みさ緒はいきなり結婚妊娠。親友と見せかけ実はお互い知らないことばかり、女子あるあるだな。女性の心の中のささくれを引っ張り出すような、素晴らしい描写で読みながら映像が見えるよう!本当に上手い作家さんだなあ。
いい読後感。
Posted by ブクログ
「婚活」という文字に惹かれて何となく手に取った本だったけど、めちゃくちゃ面白かった!!
最近の婚活系の話は基本暗くて人生が嫌になるような話ばかりだったけど(この本もそういった一面はある)、最終的には出てきた登場人物が全員明るい方向に進んでいく過程が描かていて、とても晴れやかな気持ちになった。
私も友達の結婚式出たいな〜!という気持ちになった。
Posted by ブクログ
3人それぞれの視点から進んでくのかと思ったら1人だけだった。焦りとか嫉妬心とか下を見て安心する感じとか、わかるなぁ。結局いろんなことが煮え切らないまま終わるけど、まぁこんなもんかって感じ。ありがちなストーリーかなと思う。