あらすじ
赤毛でそばかすで地味めなジョン。唯一の自慢は学園の人気者の双子・ジキルとハイドの親友であること。双子はいつも互いのフリをして遊んでいたが、突然双子の片割れが亡くなってしまう。残されたのは…どっち!?
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Posted by ブクログ
双子だからこそ分かり合えて,傷つけあった事を知り,切なくなりました。最大の理解者であるか,劣等感を生み出すだけの存在になるか,それは決して双子に限ったことではなく,他人と関わる上での最初の一歩を踏み出した時から,人々につきまとう選択肢になっていると思いました。
入れ替わりごっこ
絵がすごく綺麗で惹かれました。ブラウン調なのも雰囲気が出ていていい。
試し読みの時点では、入れ替わりをしているうちに自分でも本当はどっちだかわからなくなってしまったのではと心配してたけど、ちゃんと自覚していた。
外向けに演技している人は世の中に数えきれないくらいいる。
それも自分の一部だと認めてる人もいるし、別物だと割り切ってる人もいる。人間の本質とはなんだろう…?
双子だからこそわからなくなってしまいそう。
病気がちだったのは本当にジキル?成長して丈夫になったの?
(読解力がなくてそこだけ引っかかってます(^^;))
たまたまジキルの時に事故に遭ったから周りが早合点して亡くなったのはジキルだと思い込まれたのか…そっくり過ぎる双子だと、一人で亡くなると片割れが申告しなければわからないんだろうな。結局自分を殺して誰からも愛されるハイドの人生を生きることになったジキルが切ない。
ジキルもハイドも好きでいてくれて、細かいところをちゃんと見分けてくれる親友ジョンが双子の側にいてくれてよかった。