あらすじ
ついに、学校現場に情報端末一人1台時代が到来! 導入から具体的な整備や研修のノウハウを提供します。
日本の学校教育のICT化を牽引する実力派執筆陣が贈る、ハンディなのに中身の濃いハンドブック。
「ICTを活用した授業例を色々知りたいな。」
「どんな機器を揃えれば授業がやりやすくなるのかなあ。」
「校内研修リーダーになったけど、まず何から始めたらいいのやら…」
超多忙な先生たちが失敗なしでICT化を進められるよう、豊富な先行事例から導かれた最適解がまとめられています。
巻末に収録したチャート「学校アップデートへのステップ」は全力でおススメします!
【目次】
総論:ICTで学校をアップデートしよう
第1部:実践編
Ⅰ 事例紹介
1 ICTの日常的な活用…仙台市立広瀬中学校「社会」 ほか全7項目
Ⅱ 実践のポイント:これからの授業づくり
1 育てたい力のアップデート ほか全4項目
第2部:準備編
Ⅰ 環境整備
1 環境整備の必要性…学校をアップデートするために必要なICT 環境
2 授業用端末…先生が使って豊かな学びを創る
3 児童生徒用端末…子どもたちが使って豊かに学習する
4 プログラミング用フィジカル教材…光る、動く、繋がる体験を
ほか全12項目
Ⅱ 体制整備
1 体制整備の必要性…学校体制を整える
2 学校CIO…リーダーシップと情報化ビジョンの共有
3 情報化担当教員…役割の相互理解と育成
ほか全12項目
Ⅲ 準備のポイント:アップデートされた学校になるために
⦿アップデートし続けることは必要要件に ほか全10項目
巻末付録:学校アップデートへのステップ
【著者】
堀田龍也
国立大学法人東北大学大学院情報科学研究科・教授
博士(工学)
■職歴
東京都公立小学校教諭,富山大学教育学部助教授,静岡大学情報学部助教授,独立行政法人メディア教育開発センター准教授,玉川大学教職大学院教授,文部科学省参与(併任)等を経て,2014年より現職
■外部委員等
中央教育審議会委員,同 初等中等教育分科会委員,同 新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会委員。文部科学省 情報活用能力調査に関する協力者会議主査,同「教育の情報化に関する手引」作成検討会座長等多数歴任(刊行時点)
為田裕行
フューチャーインスティテュート株式会社 代表取締役、教育ICTリサーチ 主宰
■経歴
慶應義塾大学総合政策学部卒業後,大手学習塾企業へ就職。1999年フューチャーインスティテュートの設立に参画。東京都における教師への教材開発支援に関わり,現場への教育ICT導入の可能性を模索。幼稚園〜大学の教壇に立つと共に,教員向け研修プログラム設計,授業計画コンサルテーション,教育テレビ番組や幼児向け教材,サービスなどの教育監修を行っている。
■外部委員等
戸田市教育委員会 21世紀型スキル育成アドバイザーほか
稲垣忠
東北学院大学文学部教育学科・教授
博士(情報学)
■職歴
東北学院大学教養学部講師を経て,2018年より現職
■外部委員等
文部科学省「情報活用能力調査に関する協力者会議」委員,同「教育の情報化に関する手引」委員,同「デジタル教科書の効果・影響等に関する実証研究」委員,同「次世代の教育情報化推進事業」企画検証委員会委員,同「ICT活用教育アドバイザー」企画評価委員会委員,経済産業省「未来の教室実証事業」教育コーチ 等
佐藤靖泰
フューチャーインスティテュート株式会社・教育コンサルタント
教職修士(専門職)
■職歴
宮城県小学校教諭, 同主幹教諭, 宮城県総合教育センター主幹(指導主事), 宮城県教育庁義務教育課主幹(指導主事)を経て現職
東北学院大学教養学部非常勤講師
平成26年度 文部科学大臣優秀教員表彰,2017 Microsoft Innovative Educator Experts,教育情報化コーディネータ2級
■外部委員等
令和元年度 経済産業省「未来の教室実証事業」教育コーチ
安藤明伸
中央教育審議会 情報ワーキンググループ委員,文部科学省 プログラミング教育実践ガイドの作成委員,同 IE-school事業 企画運営委員会 主査,同教育の情報化に関する手引作成委員,同小学校プログラミング教育の手引作成委員,同中学校学習指導要領 技術分野 作成協力委員,同 ICT活用教育アドバイザー,仙台市プログラミング教育部会アドバイザー 等
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
GIGAスクール1人1台端末により、教育現場がどうなるのか、非常にわかりやすくまとめてある。
GIGAスクールの前に、各学校に1冊、おすすめしたい。
各章が短くコンパクトで読みやすい!
Posted by ブクログ
情報活用能力が学習の基盤となる能力となり、学校がどう変わっていけばいいのか具体的にかかれていた。
ICTを活用した事例だけでなく、環境整備のために必要なことまでが分かりやすくかかれていた。
教員だけでなく、教育委員会や管理職にも読んでほしい1冊であった。
コロナの状況になり、ますますデジタルを活用したオンラインの学びの必要性が高まっている。
アフターコロナを見据えて、ピンチをチャンスにとらえ、学校をアップデートさせなければと強く感じた。子供の学びを止めない。
Posted by ブクログ
今このような状況だからこそ読むべき本だと思います。
コロナによってGIGAスクール構想が前倒しされ、ICTの導入が一気に進むであろう今年度。
zoomや動画授業などが大きく注目されていますが、本来のICT導入による学校のアップデートはもっと違ったところにあると思っている。
この本の実践編事例紹介のように、
ICT機器をえんぴつや消しゴムのような文具的活用を目指すという視点は欠かせない。
今多くの自治体では、タブレット等の配布があっても閲覧制限があったり、PCルームのパソコンは一括制御できるような仕組みになっている。
そうではなく、もっと子どもたちに委ねトライアンドエラーで修正していこうとする姿勢こそ情報活用能力の育成につながる。
ICTによって学校や学びのあり方が大きく変わろうとしていることを改めて感じました。
この本はICT導入による準備編も書かれているので、情報教育担当や、管理職、GIGAスクールの整備に携わる人にこそ読んで欲しい…
Posted by ブクログ
読むのが5年くらい遅かった
教室にプリンタ置けたらすごく活用できるのに
学校のネットワークに勝手に繋げないんだよね
行政全体でプリンタ各教室設定にしてくれないかなぁ
Posted by ブクログ
これからの教育の目指すところがわかる、いい本なんだろう、と思います。しかしここに紹介されていることが全国どこの学校でも実現可能だろうか、といえばNOでしょう。あまりにも自分の知る学校現場とかけ離れているので、違和感を感じながら読みました。学校は変わらない。それくらいの気持ちでいた方がいい。
Posted by ブクログ
「アップデート」とは「更新する、改訂する、最新のものにする」こと。
現代社会のアップデートの基本姿勢は「アジャイル(agile : 基本機能を開発し、試してフィードバックを得ながら修正を加えていくこと)」。学校でも同じ考え方が必要だが、「例年通り」や「成功するか分からない」など、変化を恐れる保守的世代にアップデートが阻まれている。
変化するなら
・研修は動画コンテンツ
・ネットを使って教員以外から学ぶ体験
・保護者への紙媒体の便りを削減
・欠席連絡のTEL廃止
・クラウド活用のアダプティブラーニング など。
これからの教育の役割は今までとは異なる。基本姿勢として「未来を支える人材」を育成する。
①情報活用能力が身についた人材。
②情報技術を体験した人材
③変化に負けないマインドを持った人材
本書のヒット内容ベスト3
♦︎ICTはある程度自由に使わせないと使用頻度が上がらない。「使い方が悪いから使わせない」は本末転倒。→自己コントロール能力の育成。
♦︎学力 < 資質・能力
♦︎クラウドは銀行だって使ってるレベルで安全。