あらすじ
MBA必修科目の「基礎知識」である経営戦略の2大テーマ「事業戦略」と「全社戦略」を中心に、「ビジネスに使える」内容が盛り込まれた、MBAの経営戦略が10時間でざっと学べる1冊。
「企業実例」や「ビジネスの現場での活用方法」をふんだんに取り入れているため、より実践的で理解しやすいこと請け合いです!
経営戦略について、これから知識を習得したい方、基礎的な内容から学びたい方はもちろん、戦略策定ポジションに就きたいと考えている方にもオススメします。
MBA国内No.1を誇る早稲田ビジネススクールの授業を本書で体感してください!
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Posted by ブクログ
タイトルの通り、経営に必要な経営戦略についてざっと学ぶことが出来る本。この本を読むことで、経営戦略に必要な知識の概観をつかむことが出来る。
「なぜ経営戦略が必要になるのか」という説明から始まり、どのような考え方を持つべきか、戦略とは何か、環境分析、事業・コーポレート戦略、戦略の実行、知識ベースの経営に関して、過去に体系化されてきた理論を網羅的に説明している。また、それらの中で各種有名なフレームワークを説明しているが、フレームワークはただ「穴埋め」すればよいものではなく、なぜそのフレームワークが必要になるのかを自分で考え修正していくことが必要になることを繰り返し主張しており、今後肝に銘じておきたい。
また、最後には近年のDXが世の中に与える影響に関する問題提起を読者にしており、それに関連して資本主義の考えが変化していく兆しが見えている中で、どのようにビジネスの舵取りをすべきかについて、考えるきっかけを与えてくれる。
この本を読み終わった後は、それぞれの項目についてもっと深掘りしていくべきであろう。その際には、巻末にある推薦図書リストがとても参考になる。
Posted by ブクログ
先輩に薦められて読んだ一冊。
今の自分に足りていないフレームワークが詰まった一冊。
これは経営戦略という分類だが、何においても通じるものがある。
現状→目的(あるべき姿)にたどり着くこと。その過程を具体化していく(問題→論点→アクション)こと。
私自身がそれを仕事に落とし込んだ時にできていないことが多い、あるべき姿が抽象的だったり、現在の姿の定義づけができてなかったり。
足りない情報はインプットする範囲を決めて作業をして、それでも入手できないものは仮説を立てる。
「考える」を永遠にやる必要がある。
苦手なことだけど、逃げずにやらないといけない。
Posted by ブクログ
経営戦略に関する基礎的なフレームワークを復習できた。所々に最新の外部環境変化(DXやコロナ)を絡めた経営戦略の考え方が記されており参考になった。例えば、コロナによって外食産業は顧客に店にきてもらうことが難しくなり、デリバリーサービスを開始した店もある。本当に「美味しい食事」を提供してきた店は利便性と相まって中食から顧客を獲得し売上を伸ばしているところもある。外部環境の変化に合わせて、顧客のニーズを再確認することで、ピンチをチャンスにかえるいい事例でした。
Posted by ブクログ
経営戦略を基本的なところから、最近のトピックまで含めたところでの入門書。
これだけの内容を250ページくらいにまとめたこと、しかも半分は、図で整理したことは、ちょっとすごい。
経営戦略について、古典的なところで大事なことは、現在の文脈でしっかり紹介して、古くなってきている部分については、取り扱わない。そして、古いものも、新しいものも、一緒にして、全部統合して、今だったら、こういうものだということを整理している。
これは、できそうで、なかなかできないことだと思う。
一方、この本で初めて経営戦略を学ぶ人が、一気にこれだけの内容が頭に入るかどうかはわからない。その辺のところは、従来の教科書を読んで、頭の整理することが大事かもしれない。