あらすじ
新卒行員の結城が配属されたのは日陰部署の渉外部。しかも上司は伝説の不良債権回収屋・山賀。憂鬱な結城だったが、山賀と働くうち、彼の美学に触れ憧れを抱くように。そんな中、山賀が何者かに殺され――。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
入行三年目の銀行員・結城が配属されたのは、日陰部員と囁かれる渉外部。
落胆する結城はある日、上司である伝説の不良債権回収屋・山賀に伴われ、小さな町工場を訪ねる。
多額の負債を抱え破産寸前の工場を、山賀は鮮やかな交渉術で救うことに成功。
山賀の美学に惚れ込んだ結城は、彼の背中を追い業務に邁進する。
だが、山賀が何者かに殺され。
巨大銀行の闇に立ち向かう男たちの熱き想いが炸裂する渾身の金融ミステリ!
********************************************************
クセつよ借金まみれから回収していくだけでもおもしろいのに、そこに殺人事件まで絡ませてくるのがすごい。
このまま上司は殺されずに、部下と一緒に回収の交渉術を見続けたかった。
あっちゅう間に山賀は殺されるねんけど、たいした引継ぎもされてないのに、結城の仕事のやり方、考え方、行動力など、山賀には負けてないぐらいの出来の良さ。
お金を貸すのも行員、回収するのも行員。
ただ、人が違う。
数年のスパンで異動があり、自分が回収する訳ではないからと・・・。
借りたもんは返す、当たり前のことやのに、気づいたら借金してる方が強気になってたり。
これも仕事と言われれば、貸してる以上、回収する仕事も発生するけど、大変やなと思いつつ、ただ、最終的にはスカッとするものばかりなので、読んでておもしろかった。
Posted by ブクログ
わらしべ長者、のラスト1行の衝撃
そして結城の成長ぶりが良い
振興衆狂に出てくる宗教法人奨道館、神農帯刀、出版事業の失敗……これはなんか知ってるぞ、と「ふたたび嗤う淑女」で出てくる宗教法人だ!
思わぬ所に繋がりがあってびっくりした
全然違う作品同士に繋がりがあって、それに気がついた時の嬉しさも中山七里さん作品の楽しみ方だなと思う
作者買いです!
中山七里さんの作品を読みまくっている私には、犯人は序盤ですぐにわかりました(笑)。ただ山賀さんはとてもいいキャラクターだったので、正直退場して欲しくなかったですね…。これは他の中山作品に言えることですが…。
お金にまつわる話なんですが、これが確信を突いてくるのでたまにちょっとキツイ部分もありましたが、とにかく読みやすくて面白いです。
Posted by ブクログ
面白かった。
不良債権回収のスペリャリストの上司山賀とタッグを組み債権回収をノウハウを叩き込まれる主人公結城。
これからもっと成長していこうとする矢先に山賀が殺される。
予想してなかったのでえっ?てなった。
山賀の案件を引き継ぎ奮闘する結城。
債権者との回収の会話の攻防が凄くてほんとに若手社員か!?と思わずにはいられなかったが、自分の
語彙力がないだけか。
大胆な案を計画し難解な債権をいくつも回収していく様は途中で半沢直樹を読んでるかのようだった、
上司の部長が犯行に加わっていた件もきれいに伏線回収。
映画にすれば主人公の結城は神木くんが合うのかなぁと思いながら読んでた