あらすじ
喫茶店でアルバイトをしながら、漫画家を目指すヨシオ。出版社に持ち込みに行ったり、バイト先の美人客に心奪われたりしながら、一歩一歩、漫画道を進んでいく。これはひとりの青年の、恋と仕事と夢の物語なのです(……ウサギだけど)。
●フェローズ21号掲載読切「今夜の思い出」、『うさぎのヨシオ』の前日譚となる「アクティブ2001 ~ミー子とメリーのエジプト旅行記~」も特別収録。さらに楽しい1コマ漫画も多数描き下ろし!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ヨシオ君(ピョン吉)がひたすらかわいい。
自分の夢や恋愛に悩む姿は結構リアルでうーんと思わされたり。
ヨシオ君以外の登場人物もみんなかわいい。ずっと見てたい。
Posted by ブクログ
「電車かもしれない」のころより存じてましたが、すっかり現代作家さん。これ好きです〜。ヨシオくんに感情移入しまくり。高野文子を思わせるタッチと風合い。書き文字でもまったく違和感なし、ぶれないなぁ。
Posted by ブクログ
近藤聡乃さんの新たな側面を見たような気持ち。キャラクターがみんな可愛い。それぞれの恋の行方も気になる。
アンケートはがきも凝っていて、笑えた。
Posted by ブクログ
『A子さんの恋人』が好きで、同じ著者の作品ということで読んでみた。
4コマ漫画でページいっぱいに描き込んである。
文字まで全て手描き!
この雰囲気が好きなんだよなぁ。
漫画家を目指すうさぎの青年の日々。
4コマだけど、一つのストーリーを描いている。
何気ない日々の積み重ねの中で、思い悩みながら前進していく。
共感できることも多く、また読み返したくなると思う。
Posted by ブクログ
ほのぼの?と思いきやそれだけではない漫画。なんてったって主人公のヨシオが影響を受けた漫画家がつげ義春なもので、サブカル全開です。
で、サブカルにはつきもののちょっとの毒もある。
Posted by ブクログ
連載だと盛り上がらなかった気持ちが単行本だとグイグイと引き寄せられるパワーを感じれた。Fellowsの仕事のなかで、この作品を世に出したということは、一二を争うといっても過言じゃない。
Posted by ブクログ
近藤聡乃の描く女の子は本当に愛らしい!柔らかくたおやかで、作者の性格や人柄をとてもよく表している。
とはいえこの本の主役はうさぎのヨシオ。もといピョン吉。
登場人物には亀も謎の管理人さんもいるけれど、決して不真面目な漫画じゃない。
漫画家なるという自分の夢を、ヨシオ自身が深く葛藤しながら、周りの助けを得ながら、徐々に蕾から開花させていく、1人の(?)うさぎの男の子の成長ストーリーにちゃんとなっている。
所々に他の漫画のパロディが混ぜ込まれていて、それを登場人物も楽しんでいる様子がコミカルで読んでいて楽しい。
ヨシオが描いた漫画が近藤聡乃の他の著書の漫画そのままなのが、また、ヨシオ=近藤聡乃の日常なのかな?という余韻を漂わせている。
1巻で終わっちゃうのかな?
もっと読みたいな~。