【感想・ネタバレ】刹那の風景６ 暁のレビュー

緑青・薄浅黄 / sime

アルトにラギとの別れの時が迫っていた。命が残り僅かと悟ったラギは、セツナに「最後に私と闘ってくれ」と願い出る。ラギは獣人である自らの闘いをアルトに見せることで、いまだ獣人の力を知らないアルトの心に、その闘う術を刻もうとしたのだった。それは独り立ちするための糧をアルトに遺そうとする、ラギの命がけの賭けでもあった。移りゆく季節の中、悲しみを知ったアルトは少しずつ大人になってゆく――。第一部完結。

[アクス · ★★★★★]

安息の地を得て

刹那とアルトが本当に信頼できる人々と会い、最高の理解者との別れとなる章。
刹那の風景で最初のターニングポイントとなる話。
是非読んで欲しい。

＃癒やされる ＃泣ける

[ブクログ · ★★★★★]

リペイド国でラギと過ごすセツナとアルト。いよいよラギの最後を迎える。セツナとラギとの戦いで獣人の戦い方をアルトに教える。
ラギの最後に傷つくアルト、家に一人のこるセツナも深く悲しむ。
アルトはラギの死を受け止め、一人前になることを恐れなくなる。
セツナとアルトは冒険者としてチーム「暁の風」をつくる。
セツナらはラギの手紙にあった、サガーナ国のロシュナにラギの手紙と剣を渡してほしいという願いを受ける。