あらすじ
あまりに毎日が大変な先生へ。
なかなか変えられない仕事のしかたが、この本でみるみる変わる!
仕事の棚卸しと、自分の人生の軸をはっきりさせるこのワークブックで、
毎日の優先順位がくっきりわかる!
あなたがやらなくていい仕事や、子どもに任せていいことも見えてくる!
まわりともうまくいいつながりをつくりながら、
あなたの生き生きした人生を取り戻す働き方、はじめませんか?
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Posted by ブクログ
読書モニターでいただきました。
「ワークブックで働き方が変わるわけないじゃん」って思う人もいると思うので、ちゃんとレビューします。
いやもうね、「ワークブック?」と思ってたら本当にワークブックでした。書込み式のページが要所要所にあり、「自分がなにを大事にして生きていきたいか」といった生活の面も、「仕事の中でどんな自分になりたいか、どんな子どもを育てたいか」といった仕事の面も、幅広く取り扱われています。
例えば「思いつくままに仕事を挙げて、効果と労力を検証するワーク」。「やりたいことをやってワクワク生活するために必要な時間を計算するワーク」。
まぁね、
「ビジネスにおいてよく言われていることを教員向けに噛み砕いている本」という感じはある(そういうことを学んだ先生が、他の先生のために教師用に噛み砕いてるって感じ)。
でも、先生って忙しすぎて見失うじゃないですか。例えば、自分の時間を絶対これくらいは持ちたいみたいな希望。で、やりすぎちゃうじゃないですか。例えば、やったほうがいい気がしてついついやっちゃう仕事。
それをわかっている「同業者」が書いてくれてることがちゃんと伝わってくる。それはこの本の本当にいいところだと思う。
じゃあ、このワークブックをこなしたら仕事が楽になって定時帰りできる日が増えるか?って言われたら答えはノーだろう。そんな簡単じゃない。
自分の働き方の理想は見つかるだろうし、少し無駄仕事が減るかもしれないけど…、学校事情もあるしね。部活動なんてのもまだ根深いしね。
でも、「だからやる意味ないよ」って話じゃないのよ。
いろんな、たくさんの先生が、こういうワークを通して、自分のライフワークバランスを見直したら…、一人一人が、同僚の、学校の、先生の働き方のあり方を考えて、尊重できるようになったら、きっと「先生」って仕事は変わるんだと思う。
だから、まぁ、とりあえず「私」から。そういう気持ちで、いろんな人に取り組んで欲しいワークブックでした。