【感想・ネタバレ】悔しみノートのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2021年09月26日

「そうそう、人の脳内の動きってそうだよねー!」と嬉しくなる。文章にしたり声に出したりする前に整えてしまうのが普通な世の中だけど、これそのまんま書いてて、突然全く関係ない話に飛んだりするけど含めて笑えます。
短編集なので、楽に読めます。

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Posted by ブクログ 2021年05月08日

日芸卒の作者は、挫折し、心身に不調をきたして実家バイト暮らし。
その中で目にするエンターテイメントに対する心の奥からわき出る感情を感じるまま書き綴ったノート。誰よりも真剣に向き合う姿が愛しくも可笑しい。
結果何より信用できるレヴュー集になってますよ!見てるのも見てないのも、映画もドラマも見たくなっち...続きを読むゃったもの。
いや、這い上がって、私たちに見せてちょうだい。ああプレッシャーになったらごめんなさい。でも有名になったときは梨うまいさんじゃないですよね。

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Posted by ブクログ 2021年06月16日

読んでるこっちまで自分の能力を過信しているような気持ちになった。あとすごく河川敷でトランペット吹き鳴らしたい気持ちになった。
※トランペットは本文に出てきません。

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Posted by ブクログ 2021年01月03日

ラジオでお悩み相談メールが紹介された時に既に思っていた事だけどとんでもなく文才がある方よな 私が貴方に対して悔しみノート書きそうだわ…悔しみを書き連ねるだけでなく投げつけ方にもセンスが溢れてるっつーか
とくに何回も星野源に対する悔しみが出てくるの超WAKAL!って感じです 私も梨うまい先生も女なんだ...続きを読むからさ、そこは星野源ガールズになっちゃえば精神衛生的に良いはずなのよ でもなれないのよ!!なんなんだよオメーは!好き!悔しい!ってなっちゃうのよ…

最後の『私の根本的な怒りは、よりよく生きたいがためにある。自分にも他人にも高すぎる理想を描いてしまう。痛みは分かるが、いつまでも感傷に耽っている奴は蹴り飛ばしたくなる、自分も含めて。』ってとこ部屋に貼り出して毎日口に出してから一日を始めたいよ

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購入済み

悔しがれる才能!

2020年09月17日

梨うまいさんが、まだまだ戦いの場にいる証。
今後もエンタメのレビューを読み続けたいし、これからどんな生き方をされるのか、興味が湧いています。

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Posted by ブクログ 2023年02月06日

既視感に苛まれる。
あれ、これは、、いつぞやの自分ですか?
そんな訳はない。私はこんなにエンタメについてキレられないし語れない。
ちょっと違う。
けど感じてた劣等感は近いものがある。
自分で自分を追い詰めて逃げたところも。

けれども過去のものになってる。
だからこうやって客観的に読める。
きっとも...続きを読むう少し前の自分だったら感情を揺さぶられたのかもしれない。

梨うまいさんがどうにかここから抜け出して、もう一度舞台にたっているといいな。

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Posted by ブクログ 2021年10月07日

読みながら「わかるわかる」と思いつつ、こういった内容を本として昇華している著者に猛烈な悔しみが押し寄せ、自己の煩悩に溺れそうになる。嗚呼。

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Posted by ブクログ 2020年12月25日

大学生まで演劇に打ち込み、社会にでて体を壊した筆者は、世の中に出ている作品に対して悔しい気持ちでいっぱい。

悔しい気持ちは、負けを認めたジェラシーだったり、実力ないのに何ちやほやされているの?という怒りだったり、自分と作品を比較して自分が思っているレベルに達していない事のくやしさだったり。

ジェ...続きを読むーンスーのラジオでそのもやもやさした状態を報告したところ、エンタメに対して悔しいと思ったことをため込んでくれとアドバイスされる。
ジェーンスーは「私はもうそんなに悔しがれない」と言う。

それは十分におじさんな私も、この悔しみの羅列を読んで、全く同じ気分。ある意味うらやましい。

若い時期、世間からも、自分自身も、何でもないとされている不安定な状況、でも目の前には可能性ばかりが広がっている。
だから、その可能性が活かせていない自分が悔しい。

おじさんなんて、逆に可能性なんて感じていない。自分自身の身の丈も小さく落ち着くとこに落ち着いていると思っている。

筆者の書く文章はあとがきにもあるように、本当に思ったまんまかっこわるい情動も隠さず、文章にオチも持たせずにくやしさを書いているところがオリジナリティなんだろう。

普通のエッセイとかはやはりそれなりにかっこいい部分をねらっているし、客観的に、誰もがわかるように、という鑑賞者を意識した部分がある。

この本は、本当に自分の為にかかれているように見える。そこが良い。(書いている本人はそう思っている訳でもなさそうだけど)

色々なエンタメがでてくるので、その並びを眺めるのも楽しみ方。でもエンタメガイドではないので、その作品が本当に面白いのかはわからない。

すごい、すごくない、上手い、上手くないというような評価はあるけど、それがなぜかなどは、筆者の頭の中にしかない。
筆者がどう思ったか、1次的なインパクトがかかれている文書。
ある意味これは、タレント本のような形式の世界かもしれない。
タレント本だったら、何が書いてあっても、タレントの思いがわかれば、ファンは嬉しい。でも、この作者はタレントではない。
だから、やはり若き悩み芸なのだと思う。

筆者の思いを読んでいると、完璧主義だったり勝負、競争ととらえがちだったりする性格なのだと思う。
そういう考え方の人が何かを成し遂げる人なのだと思う。

でも一方で、そういう傾向の人が必ずしも素質にめぐまれているかはわからないし、素質があっても運や縁がなければ、周りに恵まれなければ突出した成功はないのではないだろうか。

実力があれば、成功する
実力がなければ、失敗する
というような直線的な、二次元的なベクトルに世の中はなっていない。

筆者も当然それはわかっているだろうけど、色々あきらめきっているおじさんから見ると、その潔い考え方、ある意味偏狭な思い込み熱さが伝わってくる。
そして空回りしたり、ジメジメ悩んでいたり。
人と比べてしまったり、他人を意識して、コミュニケーションがぎこちなくなってしまったり。

人間らしさを感じ、読み進めることができる。

悔しみというマイナスな感情が、乱暴に羅列されているんだけど、この筆者のこと応援したくはなる。
すごいダメな人じゃないし、どちらかというとゴリ真面目なんじゃないかと思うので、筆者のダメさを愛でている感じではなく。
その一生懸命な感じに惹かれるのだろう。

エンタメに対してではなく書かれていたものの方が割と面白い気がした、「店長」とか

以下、紹介されていたエンタメで気になったもの
・流星の絆
・チョコレート・ドーナツ
・百円の恋
・彼らが本気で編むときは、
・女王陛下のお気に入り
・女子と女子
・アゲイン!!
・8月の家族たち
・生理ちゃん
・劇団雌猫
・メタモルフォーゼの縁側
・腐女子のつづ井さん
・凪のお暇
・バレエボーイズ
・竜退治の騎士になる方法
・ライムスター宇多丸の「ラップ史」入門
・腸よ鼻よ
・談春 古往今来
・赤めだか

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Posted by ブクログ 2020年10月22日

作者、25歳なのかー。
若いなー。可能性の塊じゃん。
若いのに文章上手いな。字もすごくきれいだし絵も上手いな。映画も舞台もたくさん観てるんだなー。
基礎をちゃんとやってきた、という自負もあるし、自分の演技に自信も持っているし、途中で投げ出した世界にも良き友人が待っていてくれているし、仮にお世辞だった...続きを読むとしてもシュッとした美人だと他人から評されるルックスの持ち主でもあるようだし、ぐねぐね拗らせて不幸のどん底のクズ人間みたいな自画像を描いているけれど、実は財産と言える物を山程持っているんだな、この人は。
つくづく、人って自分の持ち物の価値には鈍感になってしまうものなんだなぁと思ってしまった。

自意識がぶくぶく発酵して噴き出したガス(有毒)をブワーッと叩きつけたような文章。
毒はあるし迷走している部分もあるけど基本的にすごく読みやすくて、その劣等感も嫉妬もプライドも悔しさも、「わかる」と思える類のものだけに、読んでいて不快にはならなかった。

演劇やら映画やらを作る人達って、きっと基本的に自意識のエネルギー値がとんでもなく高くて、それを作品という形で昇華させないといられない人達なんだなぁ。

どうにかこうにか立ち直りの端緒を掴んだらしい作者のこれからに幸あれ。

あと、時給950円は都会じゃ最低賃金だろうけど田舎じゃ高時給だから!この地域格差は知ってて欲しい。悔しみー!

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