あらすじ
阪急梅田駅では、神戸・宝塚・京都の三路線の列車が同時に発車する。写真家菊地が撮影に来た夜、旧友の木内えりかが六甲駅ホームから転落、死亡した。遺体からは睡眠薬が検出、殺人だった。被害者が自費出版を進めていたと判明した矢先、新たな殺人が! えりかの祖父宏栄は、戦中の阪急顧問弁護士で、社長の小林一三や吉田茂、石原莞爾と交流。大戦末期に和平を訴えて政府を批判し、獄死していた。未刊の本は宏栄についてのものと思われ、十津川はこれこそ事件解決の鍵と睨むが、捜査は思惑を超え、難航した……。
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Posted by ブクログ
普段乗っている阪急電車に関する物語が、本屋さんの店頭に並んでいたのが気になって購入しました。
駅名がいっぱい出てくるのかな?と思ってましたけど、そういうわけではなくメインは阪急電鉄の歴史と創設者・小林一三さんに関わる人物達のお話。
調べていく内に謎が少しずつ明らかになっていく流れは、ページをめくる速さが速くなったなぁ。