【感想・ネタバレ】さち子のお助けごはんのレビュー

あらすじ

出張料理人さち子が、依頼者の悩みを料理で解決していく笑いあり涙ありの痛快ストーリー。
大御所の小説家を喜ばせた意外なレシピ、
依頼者の老いた母を元気にした魔法のスープ、
異国の来客に戸惑う両親とその息子を救った言葉……。
そんなさち子は老舗料亭「花菱」の一人娘だったが、
花板である父の死によって事態は最悪の展開に。
大好きだった父の味は滅んでしまうのか──。

食堂小説で大人気の著者が、料理、そして家族を愛する
全ての人に捧ぐ、渾身の連作短編小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

老舗料亭の一人娘だったさち子。だが、看板板前だった父が急逝し、店を急に任される事になった婿の伸也は老舗の重圧に耐えかね、離婚届を置いて失踪してしまう。さち子は妊娠五ヶ月でシングルマザーの道を進む事になり…

 中々ハードな人生を送ってきたさち子。家政婦をしていたとあるお宅で、出張料理人をやらないかと提案されて始めたのが大当たり。出てくる料理がどれも依頼人の心に寄り添っていて、美味しそうだしほっこりしました。

 ラスト、元旦那が店を開く事になって家族で食べに行ったのが、あまりにあっさりでビックリしました。割り切れるさち子が凄い。ドンパチを期待した訳ではないけど、ちょっと拍子抜けな所でした。

0
2020年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

*出張料理人さち子が、依頼者の悩みを料理で解決していく笑いあり涙ありの痛快ストーリー。
大御所の小説家を喜ばせた意外なレシピ、依頼者の老母を元気にした魔法のスープ、異国の来客に戸惑う両親とその息子を救った言葉……。
そんなさち子は老舗料亭「花菱」の一人娘だったが、
花板である父の死によって事態は最悪の展開に。大好きだった父の味は滅んでしまうのか──。料理、そして家族を愛する全ての人に捧ぐ、渾身の連作短編小説*

日清医療食品「美し国」冊子連載の掌編をまとめただけあって、一話一話がとても簡潔で短いです。
一般的な短編集と思って読むと、ちょっと物足りないかも。

けれど、どのお話にも美味しそうなお料理と人情がぎゅっと凝縮されていて、感銘を受けます。
いつもより少しだけ丁寧にお料理をしたくなりました。

0
2024年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

出張料理人さち子の料理がどれもおいしそうだった。
でも、訪問先で料理で癒すというか助けるというか、そういうのは思ったよりも薄かった気がする。
1つ1つの作品も短かったし。
でも、さち子のそれぞれの依頼者に向ける視線は温かい。
さち子と元夫の話も、ずいぶんあっさりしていた。
母や息子もなんのこだわりもなく、かつての味の再現を喜んでいて意外。
元夫は何も語らないし。
ううむ。
悪くはないけど、全体に薄味に感じた。

0
2020年06月16日

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