【感想・ネタバレ】血の間隔 単行本版 1巻のレビュー

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匿名

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きょうだい

私は、いわゆる「きょうだい児」です。

消えて欲しかった。
きょうだいは、一度はこう考えたことがあるんじゃないかと思っています。
おばあさんの葬儀で紹介された写真、口をへの字に曲げ距離を取る主人公…過去の私もよくしていました。

きょうだい児にも様々な人生選択があり、この主人公は、妹さんのそばで生きることを選ぶ結末。
それをこの主人公の奥様も、こころから望んでいればいいのですが…と思わずにいられませんでした。奥様が「妹さんと仲良しな妻」を無理に演じてしまわないだろうか、と少々心配になってしまいます。

また、主人公のお姉さまが終始「自由人」という扱いなのも、私が姉という立場だからか、思うところがないわけではないです(笑)
今現在、自分が障がいのある妹に接する際のスタンスは、このお姉さまとよく似ているように感じました。ですが著者のお姉さまもおそらく、主人公と同じ悩みを持ったことはあったんじゃないかと思うのです。
私には、この主人公が「姉は、自分が妹とかかわっているから『自由人』でいられている」と思っているように見えてしまう節がありました。ですがお姉さまが今の距離感を掴むまでにも、様々な苦労があったんじゃないかと思います。ぜひ、知りたいです。

#深い

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2022年12月28日

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