【感想・ネタバレ】誰にでも、言えなかったことがあるのレビュー

あらすじ

育ての親だった祖母の入水自殺、父親の再婚相手から受けた虐待。実の母親を頼って上京するも、すでに私の居場所はどこにもなかった。自身も離婚し、再婚した夫も介護の末、癌で亡くした。傷だらけで、好んで振り返りたい人生ではなかった。それでも、今は自分なりに精一杯生きて来た日々を愛しく思う――。江戸川乱歩賞作家による自伝的エッセイ!

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Posted by ブクログ

あまりに壮絶な人生に、これはエッセイだったか?それとも、小説だったか?としばし戸惑うほどであった。
そう感じられるということは、私は大した苦労もせず、恵まれた家庭や学校、会社の中で幸せに生きているということだろう。
このエッセイを書くことが、山崎さんにとって一種のデトックスになっているのではないかと感じた。
エッセイを書くことで、山崎さんのうちに秘めた苦しみや悲しみが完全に消えて無くなるわけではないと思うが、これからの人生がどうぞ穏やかで平和なものとなりますように。

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2022年05月15日

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