あらすじ
別れた夫に押し付けられた借金を返すため、故郷を遠く離れてロサンゼルスにやってきたイソベル。報酬の高い仕事を求めていきついたのが「毒見役」。あらゆる毒物やドラッグの味とにおいを覚え、クライアントが食べたり飲んだりするものすべてを彼らより先に口にして、異常がないかをチェックするのだ。命がけの研修を経てようやく初仕事へ向かうと、イソベルを待っていたのは美形の私立探偵。これからは毎日、彼の食事もおやつもコーヒーも、なにもかも毒見をしなければならない。しかも、周りの人が不審に思わないように、彼の恋人役を演じながら! 演技なんてハイスクール以来したことがないのに、と不安に思っていると、同僚が毒に倒れたとの連絡が入ってしまい……!?
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Posted by ブクログ
人生崖っぷちの主人公
が、
高額な報酬が得られる
セレブ御用達の毒見役
に。
ロマンスがほどほどに
盛り込まれ、
ユーモアやアクション
もたっぷり。
こんなの求めてました
♡♡♡
催涙スプレーはわかる
けどテーザー銃って何
?
ググってみて、へぇー
っと感心。
後ろから羽交い絞めに
されたら、
体の力を抜いてヒール
で足の甲を踏み抜く!
護身術の入門編として
マジメにお薦めです♪
Posted by ブクログ
最初は全ての異性をいやらしい目でしか見れない登場人物達に慣れず、イライラしながら読んでましたが、途中からハラハラする展開であまり気にならなくなりました。でもやっぱりもうちょっと節度をもった生活をしていただきたい。
Posted by ブクログ
オーストラリアの作家チェルシー・フィールドの「お毒見探偵シリーズ」の第1弾!
アラサーのがけっぷち女子イソベルは、別れた夫に押し付けられた借金の返済のため、故郷のオーストラリアを離れてロサンゼルスで新たな仕事に就くことになります。
その仕事とはなんと「毒見役」。
有名なセレブ達の依頼に応じて、彼らの食事をテイスティングし毒がないか確認するという危険な仕事です。
無事に厳しい研修を乗り越え、毒見役(シェイズ)としての第一歩を踏み出したイソベルは、仕事中に同僚が倒れた事件の謎を追いかけることになります。
イケメンの相棒に振り回されたり、ロスの常識にカルチャーショックを受けたり、借金取りに追われたりしながらも、事件の真相を暴いて同僚を救えるのでしょうか?
作家がオーストラリア在住ということで、カルチャーショックやホームシックの描写がリアルでした。
アメリカの銃文化は日本人の私もなかなか受け入れられないと思います。
アメリカ国内の貧富の差や人種差別についてもさりげなく触れられていて、とても考えさせられました。
毒見役という危険な仕事に飛びつかざるを得ない、主人公の状況の世知辛さもリアルに思えました。
そうしたシリアスさを感じさせながらも、全体的には明るくコミカルな物語で楽しく読めます。
毒物に関する知識が身につくのはもちろん、オーストラリアとロサンゼルスの食文化の違いなども感じられて興味深かったです。
イソベルの暮らしぶりもなかなか変わっていておもしろいですし、料理の描写などもばっちりコージー感がありました◎
お仕事系ミステリでありながら、スパイもの感があって、そのあたりのドキドキハラハラもよかった。
イケメンもたくさん出てくるので、主人公の恋の行方も楽しみです。
◇おすすめポイント
・毒物の豆知識や料理の描写
・背景にある社会の世知辛さ
・オーストラリアとロサンゼルスの食文化や常識の違い
◇こんな方におすすめ!
・オーストラリア発のミステリが読みたい
・イケメンに囲まれたい
・人生がなかなか切ない感じになっている
Posted by ブクログ
オーストラリアの作家さん初読みですが、29歳バツイチのイソベルが元夫の多額の借金を抱えて返済のため毒見役の仕事に就いたのですがノー天気すぎて笑えるし、ルームメイトがパブのマスターのおじさんとか、無防備に何考えてるのか異文化だからどこまでタッチしていいのかわからないちょっとエッチな感じもするしお気楽すぎる主人公に圧倒されました。
事件の真相よりもアパートに住んでる住人たちのマイペースな暮らしぶりの方が気になってしまう。