【感想・ネタバレ】事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

話が長い
なんの話かわからなくなるのは翻訳本で良くある話なので我慢

知識としてはなるほどと頷ける話

・事前の信念 相手の信じていることを否定したり、自分の信じてることを押し付けるだけではダメ
・感情 感情は伝染しやすい
・インセンティブ 快楽で動く、恐怖では動かなくなる(変化させたくない時は恐怖が良い)
・主体性 自分でコントロールしてるという感覚が満足感に繋がる
・好奇心 知りたくない情報は目に入りにくい、心地よい情報ばかりを受け入れてしまう
・ストレス ストレスがあると正確に情報が判断できなくなる
・他人 人は真似る、他の人に流される

0
2022年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私自身の体験で何度か事実を誠実に伝えても、納得されない人がいることを知っていたので、人はどのように事実以外を見ようとするのかが気になり、この本を手に取りました。

本書を読む前では人は感情や気分に作用されるため、事実でも通じないのだと漠然と考えていたが、本書を読むことで理解できたと感じた。

影響力の七つの鍵となる以下
①事前の信念
②感情
③インセンティブ
④主体性
⑤好奇心
⑥心の状態
⑦他人
を本書はあげている。

私の見解では②と⑥で考慮していたということだが、それ以外の項目を本書の説明を読み理解することで、とてもまとめられていて納得できた。
①に関しては価値観として感情の判断にもなり得るものと認識していたため違和感なく納得できたが、③④は結構な盲点だった。
よく考えれば環境やその人の状態で左右されれることは当たり前だが、しっかりとまとめて考えることはできていなかったので、とても勉強になりました。

影響力といえば、
影響力の武器
という本が有名ですが、
物語での例での説明などもあって読みさすぐなっているので、影響力について学びたい方は読んでみて良い一冊だと私は思いました。

0
2023年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

色々学びがあるけど、1番面白いと思ったのは、人は皆、他の人ととても違っていて個性的でありたいと思っているが、ほとんど差がないことが述べられているところ。そう考えると、お互いに理解し合えることはたくさんあるはずで、このことを知るだけで自分とは別の人「他人」との付き合いがもう少し上手くやれるような気がする。

0
2021年07月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の意見が、どのようなものに影響されるのか、という話。

人はデータが自分の意見に沿っている場合に限って有効性を評価する、とか、認知能力が優れている人ほどデータを歪めて自分に都合の良い材料にしてしまう、というのも昨今の状況ではさもありなんという感じで納得。
テストで正しい回答を分かっていても、自分以外の全員が違った回答をしていると知ると回答を修正するばかりか、半分ぐらいの場合は本来の記憶まで書き換わってしまうというのは怖かった。でも記憶って確かにけっこうあいまいだしな。たまに昔のことを全然覚えてないどころか、どんどん変な風に変えているんじゃないかと不安になることがある。

あとはマシュマロ・テストの話が面白かった。今は確か親の経済状況の方が「自制心」より大きな影響があるってことになったはずだけど、この著者は子供の大人に対する信頼度という尺度を提示していて、実験で結果も出している。
こうやってフィルターを変えることで、同じ実験でも全然違う結果が見えてくるわけで、科学的であることというのがいかに難しいか。「情動はこうしてつくられる」でも純粋な影響を計る実験の困難さ、間違った結論に導かれ続けた歴史が書かれていたが、この本で読んだことだって10年後には違った面が指摘されるのかもしれない。事物をどのように解釈するか、という点において、いまだ人間に委ねられた部分はあまりに多いのだなと思った。

0
2020年06月05日

「雑学・エンタメ」ランキング