あらすじ
★★★テレビ・新聞各紙から取材殺到! 第25回FNS「ドキュメンタリー大賞」ノミネート!★★★
17歳の高校生からひきこもり、元暴走族の経営者、性同一性障がい者、70代の高齢者……
500名以上の個性豊かなパーソナリティーが集う、いま話題のインターネットラジオ放送局「ゆめのたね」。
その創業者二人による「新しいコミュニティのかたち」。
◆ホンネをぶつけ合う「場」がこんなところにあった
1989年、アメリカの社会学者レイ・オルデンバーグは、第一の場「自宅」や第二の場「職場」のほかに、人間には新たな空間が必要だとしてフランスのカフェやイギリスのパブを例に挙げ、「第三の場(サードプレイス)」という概念を提唱しました。ですがこれは、インターネットが普及する前の話です。
現在、人々との「つながり」を目的としたSNS利用者は約7200万人(7割)にのぼります。
つまりSNSは現代の人にとって「第3の場」になったのです。
ゆめのたね共同代表の佐藤氏は言います。
「SNSは、人々とのつながりを便利にした一方で、個人の孤独感を助長させている」
本書は、感情と感情がつながるコミュニティをベースに第4の居場所を提唱する「ゆめのたね」の活動を通して、これからのビジネスや生き方のヒントを提案します。
――本書「イントロダクション」から引用――――――――――――――――――――――――――
多様性の時代だと言われる。多様性とはいったい何か。それは、すべての人たちが自分らしく生き、互いに認め合っていくことだと思う。一人ひとりがみんな違う。しかしその違いの中にも、必ずや通じ合える部分がある。その通じ合う部分を確認し合える場。そうしたコミュニティを想像していくことこそが、多様性の時代には必要だ。新たなコミュニティの創造。これは、これからのビジネスシーンにとっても非常に重要な要素になることは間違いないだろう
◆目次
【イントロダクション】ホンネをぶつけ合うラジオ局
【プロローグ】SNSは「未完のコミュニティ」だ
【第1章】みんな「第4の居場所」を求めている
【第2章】「ゆめのたね」がつくる新・コミュニティ
【第3章】大物経営者たちの「逆説の教え」
【第4章】それでもなお、人を信じてみる
【第5章】挫折に次ぐ挫折の「放送局」開局
【第6章】ゆめのたねが向かう未来
【エピローグ】あなたを必要とする人は必ずいる ――岡田尚起
ラジオだからこそ伝わることがある ――佐藤大輔
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1.今度、このラジオに出ることになったので、おすすめで紹介されました。
2.ゆめのたねというラジオを立ち上げ、現在まで走ってきた岡田さんをメインにした自叙伝です。著者は学生時代、ハンドボール部として活躍し、勉強も頑張ったことで有名大学に進学します。しかし、そこで、OBというタテ社会の現実を目の当たりにし、「自分はタテ社会のない会社で働こう」と決意します。しかし、そこから、持病との闘いや日々のストレスとの葛藤を経て、大介さんというパートナーに巡り合います。大介さんとの出会いによって、今この瞬間が成り立っており、ご縁の大切さが身に染みてわかるストーリーとなっております。
3.本当に出会いは突然降ってくるものであり、そして、人との出会いのみが人生を変えるきっかけになるのだと思いました。そして、良い出会いは決まって自分が頑張っている最中、頑張って悩んでいる最中に訪れます。一見、アンテナを張っていないように見えるこの行為が実はアンテナを張っており、自分をさらなる高みへと昇華させてくれるのだと思います。