あらすじ
◆チームのチカラで成果を上げる、マネジメントの作法!
「職員をまとめて仕事の成果を上げるコツはありますか?」
「職場や事業を改革・改善していく上で留意すべきことは?」
「市長、議会、住民対応を上手くこなすにはどうしたらよいですか?」
自治体では、係長経験を十分積む時間がないまま、課長に昇任する人が多くなっています。
そのため、課長の仕事について悩みを持つ方は少なくありません。
そこで本書は、プレイヤーを卒業し、マネジャーとして自らの判断をもとに、職員を動かして成果を上げるために必要なノウハウを伝えます。
課長になったばかりの人も、すでに課長として仕事の悩みを抱える方も、必ず役立つエッセンスを凝縮。
マネジメントから部下指導、会議、議会対応、話し方、会議、議会対応、調整まで、わかりやすく解説します。
◆議会答弁、組織内外での調整にも役立つ!
係長と課長の違い、そして民間企業の課長とも異なるのが、議会答弁。
本書では、自治体の課長に欠かせない、議会答弁や各種会議での進行、内外での調整・交渉のスキルをまとめました。
◆管理職をめざす人、昇任試験受験者にもおすすめ!
すでに課長の方はもちろん、昇任試験での面接対策にも役立ちます。
管理職昇任をめざす方も、また部長として課長を指導する方も、ぜひお手にとってみてください。
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Posted by ブクログ
公務員の課長の教科書ということですが、公務員と民間では、同じ課長でもずいぶん違うものなのでしょうか。この本を読んだ感じでは、議会対応は公務員ならではなのかなと思いました。
パワハラやセクハラが厳しくなって、職場の飲み会や旅行も絶滅、働き方改革やプライベートを重視する若者が増える中、管理職の苦労は、10年ひと昔とは比べものにならないほど大変になっているのではないでしょうか。
この本は、これから公務員の管理職になるという人を対象に、
Step1 課長になったらまずやる7つのこと
Step2 チームを率いて、成果を上げる
Step3 部下を指導し、成長させる
Step4 発信力・発言力を高める
Step5 会議を制する
Step6 議会対応を身につける
Step7 組織内外で調整・交渉する
というように、順序よくノウハウを披露してくれています。
そんなことわかっているけど、実際にはうまくいかないよ、というのは、この手の教科書にありがちですが、単にノウハウではなく、考え方の根っこのところが示されているので、自分の職場や自分のタイプに合わせてアレンジしてみると、いいのではないでしょうか。
p.95に、係長の歓送迎会の挨拶が紹介されています。「なんとなく課長のマジックにはまってしまって、本当にいろいろ新しい仕事をしたと思います。負担というより楽しく仕事ができて、一緒に取り組んでくださった皆さんにも感謝いたします」
部下にこう言ってもらえたら、管理職冥利に尽きるというものですね。
Posted by ブクログ
参考になった、再読したい
(参考)
p29 次の異動までに何を行うか
長期工程表の作成
p63 方向性の確認は2割で行うこと
p69 あいつは使えないと思ったら課長は失格
p112 伝わる話し方は武器になる
間を取る 抑揚をつける 際立たせる
p121 話す内容はあらかじめキワードをメモ
p129 事前は説明、事後は言い訳と心得る
p140 事前準備は1週間前に行うこと