【感想・ネタバレ】アムステルダムの詭計のレビュー

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Posted by ブクログ

世界を震撼させたアムステルダム運河の日本人バラバラ殺人事件。被害者はフェルメールをこよなく愛する「あの先輩」なのか? 私は学生時代の苦く淡い思いとともに真相と、あのころの自分を探し始め…。

島田荘司主宰の「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の2015年受賞作。史実と絵画(特にフェルメール)に関する薀蓄が満載の作品。それらはそれなりに興味深いけれど、やや冗長。私が清張の「アムステルダム運河の殺人事件」を読んでいたらもっと面白かったのかもしれない。
(C)

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2017年01月28日

Posted by ブクログ

昭和40年に起きた「アムステルダム運河殺人事件」を下書きにしたミステリー。新人らしからぬ成熟された感のある文体でリーダリビティーがあります。
ストーリーはフェルメールについての考察や、松本清張の小説を盛り込んで仮説を生み出す構成はなかなか手が込んでいると思いますが、事件の真相は大方の予想が着いてしまい残念。ロジカルな展開もなければ至る所に伏線を張り巡らせている訳でもないので、ミステリーとして読むと物足りなさが残ります。

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2016年07月05日

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