【感想・ネタバレ】十津川警部捜査行 SL「貴婦人号」の犯罪のレビュー

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Posted by ブクログ 2017年02月02日

〇鉄道模型の怨念?連続殺人か否かその判断が我々もなかなかできないワクワク感
あるとき、河野博史という男がスパナで殴られて瀕死だという通報が入った。
病院に急行した十津川たちは、そこにいた大野修という男に事情を聴くことになったが、なんでも大野の友人の雨宮健一が、購入して送られてきた模型が粗雑だったため...続きを読むに逆上して殴ったということだった。いろいろと河野や雨宮の身辺を調べてみると、実は河野も鉄道の模型マニアであるということが理解できる。大野の助言で山口のC57-1を見に行くかもしれないという情報をもとに、一路山口まで向かう。
雨宮の手帳には、SLやまぐち号の撮影ポイントが20か所書いてあった。そのどこかで殺人が起こると予想した十津川は、3人1グループを5つ作って張り込もうとする。しかし、運行が終わっても殺人は起こらなかったとほっとしたところで、殺人の連絡が入る。あるポイントで殺害されていた女性は東京の女で、バッグの中にはC57の模型が入っていた・・・!?
連続殺人の様相を呈しているが、そこに一体どんな共通点が。そして本当に連続殺人なのか?

最後までどんな全貌が現れるかがわからない、ワクワクさが支配する。
はじめは男性同士の痴話喧嘩かと思われていた事件も、山口の事件を皮切りに意外な展開を見せる。怨念というものは怖いものです。

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