あらすじ
人は昔失ったものに囚われ過ぎる。それ以前に得たものが沢山ある事を考えるべきかも知れない――。不妊に悩み、結婚四年目にしてようやく出来た娘だった。娘のために家を買った。娘を中心に一日が回っていた。初めて自分の足で歩いた時の事、初めてはしかにかかった時の事、娘の一挙手一投足に一喜一憂した4年間だった。その娘が4歳で死んだ。妻は笑顔を失い、夫は仕事と浮気に安息を求めた。娘への愛が、愛し合う夫婦の仲を引き裂いてゆく…。
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1話目から不倫。
この作者さん、ホントに不倫や浮気多いですね。
1話目は若い夫婦だけど、少し前に園児だった一人娘を亡くしてしまい、妻はなかなか立ち直れず娘の事や想い出ばかりで塞ぎ込んでいたので旦那は元カノと再会してしまい、不倫状態。
一番ムカつくのは旦那。
辛いのは夫婦お互いなのに、自分は元カノになびいて癒やしを求めてる。
そして元カノも元カレが既婚者と知ってても不倫してるくせに「奥様にも優しい言葉を…」とか言ってる。
ラストは旦那の上着からホテルのマッチが落ちたからそれで妻は旦那が浮気してる…と気づいたけど、結局最後まで旦那は妻に浮気バレたけど開き直って「俺も辛かったよ…また2人でやり直そう」とか真っ当な事を言うだけで謝罪もなしって。
井上先生の作品って、こういったオトナなちょっと昭和な歯切れの悪いラストが多いから残念。