【感想・ネタバレ】アウトラインから書く小説再入門 なぜ、自由に書いたら行き詰まるのか?のレビュー

あらすじ

小説、映画脚本、ゲーム、マンガ…あらゆる物語作りに応用可能な地図=「アウトライン」の描き方。書き手が物語を書くとき最も大切なプロット作りで失敗してしまう大きな要因が、「アウトライン」をないがしろにしてしまうことに起因しています。

「アウトライン」とは、小説を執筆するうえでのロードマップになるもの。最初に「アウトライン」を構築することこそが、小説を最後まで「書き切る」ための近道です。時間と労力はかかりますが「アウトライン」を作ると、物語にバランスとまとまりが生まれる、伏線がうまく配置できる、主観が計画的に選べるといった、さまざまな成果が期待できます。 本書では、「読むこと」と「書くこと」への愛あふれる現役作家が実体験をもとに、「アウトライン」構築にあたっての独自のメソッドをステップごとにナビゲートします。

あらゆる創作活動と同様に、文章術にも絶対的に正しい方法はありません。「アウトライン」を作ることがすべての創作者に合う方法かはわかりませんし、苦手なひともいるでしょう。そこで著者は、「アウトライン」に対する誤解を解いたうえで、一つのメソッドとしてまずは試してみることを提案します。書き始める前にわざわざアウトラインをつくるのは面倒ですか? いえいえ、面倒なことがキライなひとにこそオススメです。アウトラインは決して書き手の書く楽しみを奪うものではなく、むしろスランプに陥っているひとにこそ実は時間の短縮になります。急がば廻れなのです!

初めて書く人には基礎知識の習得に、既に小説をたくさん書いている人には執筆術の「再入門」として本書を読まれることで、新たな可能性を追求できることでしょう。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

アウトラインを書くと、書く楽しみが奪われる?
書く楽しみはアウトラインを作っている時に発生する。
初稿はディティールに凝ることができる。

カレンダーを意識する
書き上がった作品の日数を数えた時、1週間が9日もあったら最悪

「もし~したら?」でストーリーを考える。

人物に起こり得る最悪の出来事を10個書く。

キャラのバックストーリーを作る。見えているのは氷山の一角だけ。

インサイティングイベントとは、人生が逆戻りできないほど変わること。
主人公がこれまでと同じように歩き続けることができるなら、インサイティングイベントとは言えない。

バックストーリーはさりげなくほのめかす程度が効果的。

一文でよい。

人物にインタビューしてみる。

舞台設定が多すぎないかチェック。


全てのシーンをドミノ式につなぐ。

読者に先を読みたいと思わせるには、どうなるのか知りたいと思わせること。

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2015年01月05日

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