あらすじ
MG(マネジメント・ゲーム)から戦略会計、マトリックス会計まで分かりやすく解説した、 超ロングセラーの決定版ビジネス書籍。
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Posted by ブクログ
経理や簿記を知らない人が読んでもすごく分かりやすい。損益分岐点の見方やB/SやP/Lのつながりがよくわかる構成になっている。決算書の読み方の入門書としてはとてもいい。これが昭和50年代の本とは思えない、今読んでも面白い。
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これ書かれたのは、今から、約30年前。印刷の質は悪い。
けれども、簿記とか財務諸表を読む本など色々、漁ってきましたが、これが一番!
目から鱗とはこのことです。
感覚的に分かりやすかったです。
章立ても秀逸。
F=mPQの見極めとか、そこから導き出される戦略とか、バランスシートの見方のところとか、どの頁もすごいよ!
もっと早く出会っておくべきだった、と久々に思えた本でした。
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戦略会計STRACを知る上で、まずはじめに読む本。
STRAC自体は2年前に知るのだが、改めて詳しく見ていこうと思い購入。
読んでいていつも思うのだが、他の会社では活用されているのだろうか。
ウチの会社でも使ったらどうかと思う今日この頃。
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わかりやすい!
損益分岐点は固定費から計算
・B/Sのポイントは、
①純資本/総資本 高いほど自由にできる金があるということで健全
②当座資産(流動資産-棚卸資産)/流動負債
平均70%
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・採算の眼
-損益分岐点公式mpQ=F 付加価値と固定費が等しい
-mpQ=Fを変化させることで会計表のさまざまな状態を見る
・採算戦略の眼
-mPQ(付加価値)アップ戦略
-F(固定費)ダウン戦略
-経営とはF/mPQ
・B/Sの眼
-左側=目に見えるもの=資産
-右側=目に見えないもの=資金の源泉
-資産の源泉=金の出所を見る
・B/S戦略の眼
-回転期間B/Sで見る
・1ヶ月分の売上高/各資産
-自己資本を増やす
・資金繰りの眼
-下半身(固定資金)と上半身(運転資金)の動きを見る
・下半身は設備投資費と自己資金のバランス
・上半身は運転資金(右側)の増減に注目
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この本を読んで私は「会計の使い方」がわかりました。
MGや戦略会計を作られた
西順一郎先生がプロデュースした本で
初版は1978年とかなり昔なんですが
内容は全く古さを感じません。
私が税理士試験の勉強で学んだのは
制度会計という
外部に報告する為、あるいは税金の申告のため
のものでしたが
この制度会計の知識だけでは
商売に数字を生かすことはできません。
この本には
商売に使える会計のイロハが書いてあり
初めて読んだときに目から鱗が落ちましたが
この本のベースになっているMGを経験した後で
読み返したら
書いてあることが今度はおなかの中に落ちていく感じがしました。
この本に出合えてよかったと思います。
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簿記・会計について、とてもわかりやすく書いてある。ベニスの商人のはなし(借り方:貸し方)。B/S右側(目に見える方):左側(目に見えない方)の解説は秀逸。マトリックス会計については分かりにくかった。
?会計とはフローとストックの関連を掴む事だ。
?簿記の最終目的は、B/SとP/Lを作る事。
?B/S:期末のストック。P/L:期間中のフロー(Fin・Fout)。B/S左側:目に見える物(カネの運用)、B/S右側:目に見えない物(カネの出所・自己資金か?借入金か?)。P/L左側:フローアウト、P/L右側:フローイン
?採算がとれるとは、MPQ(付加価値)がF(回収すべき固定費)を上回る事だ。MPQ>F
?採算戦略=F/MPQ MPQ↑(付加価値)戦略:M↑、v↓、P↑、Q↑戦略 F(固定費)↓戦略:F↓、F活用戦略
?B/S:第一の着眼点「自己資本比率」。第2の着眼点「支払い能力」流動・当座比率の差で見る(B/Sを上下二つに分けて考える)
?在庫は目に見える方(左側)。目に見えない方(右側)には、カネ(具体的には借入金)がかかっており、時間比例で金利が発生する。
?B/Sを良くする戦略。左側:目に見える方(カネの運用)で資産の回転率を上げる。右側:目に見えない方(カネの出所)で自己資本を増やす。
?資金繰りの怖さ:カネには待ったが効かない(直接命取りになる)。損益とカネの動きが時間的に一致しない(カネが寝る怖さ):損益の発生と支払いスパン(在庫や売掛金などの現金化も)の時間的不一致。食い違いは売上債権や在庫や設備が回転せずに寝るほど大きくなる。
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今読んでも、財務諸表を企業の収益改善に使うにはどうすべきかという考え方を示している貴重な本。
1974年に出た本なのに、「低成長経済なので利益を上げるのは大変」みたいなことが書かれており、当時はそう見えていたんだなと気付かされた。(後で調べたら、当時はオイルショックで戦後初のマイナス成長だったそうですね)
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【内容紹介】
1978年の発売以来、いまなお読まれ続ける会計書の古典的名著。
本書は、MG(マネジメント・ゲーム)の講義マニュアルであるとともに、会計をまったく知らない人にも、様々な視点で経理の基本を学ぶことのできる入門書として最適です。会計をビジネスに活かすための教科書として、学校や研修で多く採用されています。
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経営を数値管理する仕組みについて、とても平易でわかりやすくまとめられている本です。カネの話をする本なので、当然のことながら会計(いわゆる借方貸方や財務諸表)についても触れるのですが、この本の本質は「どう行動すればどうカネが動くか、それによって会社経営(業績)がどうなるのか」という点を実感することにあると思います。
企業において管理者になる者は、技術的知識や営業力だけではダメです。自分たちの行為が会社の業績にどのような影響を与えるかを常に意識する必要があり、それを中長期的に目標立てて管理していく仕組みが必要です。ROAや自己資本比率といった指標の意味を理解し、それを目標化して使いこなさないといけないのです。この本はその仕組みを考え、末端の社員まで浸透させていく手助けになると思います。そういう意味では、この本を「経理の本」や「会計の本」と評して紹介するのは少々語弊があると思いました。この本は、ビジネスマン一人ひとりが、業績を意識して仕事をする方法を学ぶための本です。経理や会計の知識は、そのための一手段でしかなく、変に身構える必要はないです。アレルギーを起こさず、ぜひ最後まで読んでみてほしいです。
Posted by ブクログ
経理のことが分かりやすく書かれているということで読んでみました。最初は少し混乱したものの、途中から理解が進みました。
混乱した理由は、これまで覚えてきた用語と異なるものが出てきたことと、自分自身が数学アレルギーなので、mPQ=Fとか書かれると心のシャッターが閉まってしまう(苦笑)ことがあったことです。
しかし、経費の分解の仕方や財務諸表の読み方、生かし方などは分かりやすく、今後も使えるものだと思いました。
Posted by ブクログ
B/S,P/L,C/Fの三表の動きや基本を掴みたい方、ざっくり戦略会計を知りたい方にはおすすめの良書。
人事屋とあるが、要は財務の専門家が書く様な小難しい内容にはせずに、財務担当以外の営業、事務方が見て理解することができる様に書いているということ。
F/mPQといった固定費用を付加価値で割り返し、算出する概念も事例を取り入れていてわかりやすい。
普段から簿記会計に触れるからか、どうもマトリックス会計表は受け付けなかったが、また読み返してみたい。
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恥ずかしながら会計の基本的な知識がぜんぜん無かったので勉強してみた。マネジメントゲーム、やってみたくなる。一番感心したのは素晴らしい熱意を持った研修担当がいたということ。弊社内には研修企画とは名ばかりの研修運営グループしかおらず、研修のプライオリティがどんどん下がっている気がして危機感を覚える。研修モノで大事なのは担当者の熱意ということを改めて感じさせてくれる。
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経理とは無縁の製造をしておりますが、よくまとめられていてわかりやすかった。左ページに図表、右ページに解説文の構成で、読み進めるのが億劫にならない工夫もありました。
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ファイナンスの専門家ではない、社員教育セクションの人が書いた本。
そもそもファイナンスについての社員教育を選定している際に出会った考え方らしいが、非常によくできていると言うことで出版されたらしい。
1978年に出版された本だが、ファイナンスの基本は変わらないので私のようなファイナンス業務に関わっていない人にもわかりやすいのではないかと思った。
しかし絵や字体に時代を感じるので、字体を読みやすく、重要な箇所は太字やラインで強調したり、挿絵をもっとポップにするなどの改版をしてほしいと思った。
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多少は経理知識が必要だが、財務諸表を作るためではなく、意味を読み解いて判断するために必要な考え方が身につきそう。実際に研修を行った人にはかなわないかもしれないが、いくつかのB/Sや、P/Lを読み解きながら、それぞれにどのように関係しているかを解説している点も良い。
Posted by ブクログ
財務会計の本。かなり昔の本。
簿記の知識がなくても財務諸表についてわかるようになる。
が、簿記の知識はあったほうがより理解できる。
企業研修の資料をベースにしているので、読み物としてわかりにくい部分がある。
あと、挿絵や図がそうとう古臭い。
ビックリするレベル。研修資料感満載。
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協和醗酵工業(株)がすべての社員に基本的な経理の知識を会得させるために実施した社内教育の資料に基づいた本です。
一般的な作法から外れた独自の会計理論を使った説明は会計の基本であるB/S, P/Lの財務諸表を感覚的に把握するスキルを簡単に身に付けさせてくれました。
1978年に発行され、現在までに143刷も増刷されている事実が本書の内容の良さを物語っていると思います。
「色々と経理・会計の本を読んでみたけど頭に入らない!」という方は、まず本書を読んでみてはどうでしょうか。
損はしないと思います。
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名前からすると人事分野&経理分野の融合かと思いきや、
内容は会計の本。
最初の方にも書いてあるけど、教育畑の人たちが、
ビジネスパーソンに必須な知識である会計を
より多くの人に理解してもらおうと腐心して書かれている。
ただ研修を企画・運営するだけでなく、
研修内容にも踏み込んで自ら学ぶと言う姿勢には頭が下がります。
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PLはよく理解できたがBSが仕事で扱わないのでピンとこない。なんとなく分かるのだが、やはり仕事で実践しないからぼやーっとした感じになっている。のでまたいつかBSの部分だけ読もう。
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30年ほど前に書かれた古ーい本ですが、
書かれている内容は非常にわかりやすいです。
会社に入って1年目の新社会人や中堅〜マネージャークラスの社員まで、
自分の会社と会社を取り巻くお金の流れをつかむためのひとつのツールとして、非常に有意義な知識を与えてくれます。
基本的な流れとしては、
1.財務諸表(B/S、P/L)を読めるようになりましょう.
2.損益分岐点を知りましょう.
3.原価計算をしてみましょう.
という内容が大部分をしめますが、これを自分のやっている仕事やプロジェクトの中で体現し、実行していくモチベーションを身につけたいものです。
Posted by ブクログ
会計周りについてより一層強化すべく読書
左ページにわかりやすい挿絵がはさまれており、とっつきやすい。
かなり古い本だが、大事なことは変わらないので興味深い
ただ、理解した立場からすると、例えが逆にわかりにくいケースも笑
固定費変動費、bep、採算性分析、操業度など基礎を学べる本
自己資本比率が高い方がいい、不況に強いという説明でとどまっているのは歴史を感じる部分。資本コストが反映されていない部分
BSメガネで目に見えない資本の部分を見るというのはよいアドバイス
資本効率の議論、回転率の議論も含まれておりよき
メモ
・貸方借り方はベニスの商人で、右側に資金の貸し手がおり、左側に資金の借り手、事業者がいることをイメージすると覚えやすい
Posted by ブクログ
管理会計を専門用語を使わずに解説。キャッシュが大切であることを説き伏せ、その増減を会計から読み解く方法、及び製造業目線での損益分岐点の解説を中心に記載
Posted by ブクログ
管理会計(原価計算ではない)のエッセンスがまとめられた本。体裁は古いけれど、簿記とか会計に苦手な人でも読みやすい。読んだ感想としては、会計制度も昭和50年代からは大きく変わっているけれど、一番肝の部分は今でも変わっていないこと、むしろ、40年前から同じことが言われ続けていることに逆に驚いた。今だと人的・知的資本などBSに載らないものの重要性が増していることをどうとらえ、取り扱っていくか。
Posted by ブクログ
経理について経営の視点で抑えるべきことをまとめた本である。
細かい仕訳の実務にはさほど役には立たないだろうけれど
数字の説明をする人間からしたらどのように説明すると
分かってもらえるだろうかという点では勉強になる。
古い本なので最新のテクニックなんかもあるでしょうけれど
ここで掴める情報の整理の仕方だけでも7割は間違えないはず。
説明する立場でなくてもそれまで数字に縁のなかった
部署の人が大局的に理解するためにも有用な内容だと思います。
Posted by ブクログ
財務会計、管理会計ではなく、戦略会計(STRAC)という考えを提示した上で、P/L、B/Sを読む際のポイントを説明した本です。
経営の本質をF/mPQ(固定費÷限界利益)と説いた上でP/Lの読み方を解説したり、B/Sを「上半身」と「下半身」に分けた上で、当座比率と固定比率を解説したりしており、非常に勉強になりました。P/L、B/Sを「作る」のではなく、「読む」のであれば、簿記なんかを勉強するより、この本をちゃんと読んだ方がよっぽど為になります(持ってるのは2級までなので、1級のことは知りませんが。。。)
会社(メーカー)によっては、期末に見かけ上の利益を計上する為に、必要以上の在庫を積んだりします。本書に書かれているのは、会計の基本中の基本なのかもしれませんが、それが理解出来ていない、若しくは理解できているが実践出来ていない企業は数多くあるのだと思います。