あらすじ
北壁の崩壊で平岡と三上は日本隊から切り離された。“2人きりで登るしかない”互いの体を1本のザイルで繋ぎ、2人はひたすらに頂をめざす。山を下りた友たちの魂が、平岡に危険な夜間アタックを決意させる!
山には信頼も疑惑もある。だが今は、二人、頂上だけをめざす。
電子書籍版特典として当時を振り返る作者自身によるあとがき収録!!
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二人の固いきずな
二人だけで頂上を目指す。アクシデントによりトップが三上に。ラスト1ピッチでのルート選択。長いブランクのあった三上の選択を全面的に信頼する平岡。そこには極限でつちかわれた圧倒的な信頼感が見えて嫉妬をおぼえる。アメリカに勝つこととか関係なく頂上へ。次巻をすぐ読もう。