あらすじ
オリンピック出場をかけた決勝戦で大学4年の瀬尾利彦は19歳の川嶋辰也にまさかのKO負けし五輪代表権を失う。試合会場へ駆けつけた、瀬尾と交際中の西野あさみはそこで川嶋辰也と対面する。その後、瀬尾の意識は戻るがボクシングはできない体に…そんな中、川嶋がプロに転向するというニュースが発表される。居ても立ってもいられなくなり、あさみは川嶋へ抗議しに行くも、逆に川嶋に威迫されてしまう。その後、回復した瀬尾の意向であさみは、川嶋のプロデビュー戦を観戦することに―――
「42.195のダフネ」掲載
感情タグBEST3
諦めない心
一度は挫折しましたが、みかえしてやるという強い気持ちで走り続け、見事に復活。すごく感動しまじた。りかこはこれからも走り続けるのでしょうね。
ボクシングとマラソンの話である
ボクシングとマラソンの話である。人間の持つ闘争本能をそのままスポーツにしたようなボクシングのほうが一般的には良い作品が多いのだが、この短編集のボクシングは全くの踏み込み不足である。それに引き換え、マラソンの方はなかなかに力が入っている。