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Posted by ブクログ 2011年12月23日
グレアムの割安株投資を理解したうえで成長株投資を学ぶのならば読みやすいしベストの一冊と言えるでしょう。
内容的にもあまり詰め込み過ぎていないのでバフェットを知るにはバフェット入門と同様にオススメできます。
いくつか気になる点のひとつにP.128からROTC(総資本利益率)の説明に入りますが
純利...続きを読む益÷総資本
をROTCと呼ぶが
総資本=総資産と金額としてはバランスされるはずだから
ROTC=ROA
になるだろうしROAの方がメジャーな指標だからこちらを用いるべきだと思う。
もしかしたら
総資本=純資産+有利子負債
なのかも知れないがこの本ではそこまでの説明は省かれているので推測するしか手がないのである。(おそらく読む限りではこの計算式が正しい)
そして本文ではH&Rブロック社を何度か分析されているが数値としては絶対にROEより分母の純資産に有利子負債を加えたROTCが高い数値を出すのは不可能であって
ROE≧ROTC
なはずであるがP.266~P.267の利益率推移では1990年に数値が逆転しROTC>ROEである。
ここは疑問が残ります。
それとP.252のバークシャーの予想株価ワークシートでは文中と表のBPSのところがPBRになっています。
あきらかなミスプリントなので初版を持っている人は確認してツッコミを入れましょう(笑)
この本だけではオーナー収益などのバフェット流投資手法は公開されてはいない
が十分な価値のある良書であることに間違いないでしょう。
Posted by ブクログ 2010年08月10日
[ 内容 ]
ビル・ゲイツと並ぶ世界的な株長者となったバフェットの選別的な逆張り投資法とは、下降相場を徹底的に利用したバリュー投資であり、本書ではそれを具体的に詳しく解説している。
バフェット自らが実践した財務データの利用法をはじめ、有望株の買い時と保有株の売り時を判断する基準や方程式が順を追って述...続きを読むべられている。
さらに最近のバフェットの投資企業の分析、ほとんどリスクをとらないで利益を上げるアービトラージ手法なども参考になるだろう。
どのような株式相場の局面にも対処できるロードマップ(道路地図)、それが本書で解き明かされるバフェット流の株式投資法である。
[ 目次 ]
バフェットはどのようにして一〇万五〇〇〇ドルを三〇〇億ドルに増やしたのか
相場を張らないバフェットがどのようにして全米一の株式投資家になったのか
バフェットはどのようにして企業の悪材料から大きな利益を上げたのか
バフェットは株式市場の近視眼をどのように利用したのか
売上高利益率と在庫回転率
バフェットがけっして手を出さなかった企業
バフェット好みの企業
株式投資に対するバフェットの考え方
金利と株価
株価サイクルと選別的な逆張り投資
買いのチャンスをを提供する局面
隠れた資産を持つ企業
インターネットによる情報の収集
株式投資に関する一〇のチェック項目
非公開企業への投資
保有株を天井圏で売却するバフェットの手法
バフェットが投資した企業
バフェットの株式アービトラージ
優れた企業を見つけるバフェット流投資法の方程式
最近の投資のケーススタディ
バフェット流投資法のワークシート
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]