あらすじ
「古典」――この言葉ほど1934年に出版された『証券分析』の第1版にぴったりと当てはまるものはない。第1版から第5版までのこのシリーズは、60年以上にわたって100万人以上の投資家たちに読み継がれ、今でも投資家たちのバイブルである。本書は、グレアム(グラハム)とドッドのバリュー投資の神髄を余すところなく伝え、1929年のあの歴史的なニューヨーク株式大暴落の5年後に出版された本書のメッセージは今でも新鮮でまったく輝きを失っておらず、現代のわれわれに多くの示唆を与えてくれる。それは時を超えたかけがえのない知恵と価値を持つメッセージである。
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証券分析の大家
証券分析分野において最も重要な書籍ですが、非常に長く、内容もそれなりに難しい。また、現代ではあまり使われない証券についても詳しく書かれているため、ある程度必要な部分に絞って読むべきです。
Posted by ブクログ
重要なのはこの本の分厚さだ。株式投資を行うにはこれくらいの覚悟がいるというグレアムからの裏のメッセージ性のようである。ちなみにグレアムの弟子のバフェットはこの本を丸暗記したという。
Posted by ブクログ
1934年の雰囲気がよく分かる。財務諸表は当てにならず、投資と言えば債券、株式は投機と見なされるような時代。1929年の暴落後。暗闇の中をアナリストが手探りで進んでいるような感じ。そういう意味では現代の投資家は恵まれているな~と思った。(その分チャンスが少ないのかも知れないけれど)
今はあまり見かけない優先株について多く割かれていたり、当時の個別銘柄の分析など、現代に使えるような知識は少なめなので、基本はグレアムマニアの為の本、かな?
Posted by ブクログ
なにしろ、量が多くて大変だった。株というものの本質がわかり、よかった。専門用語がわからない部分もあったが、根性で、読み終わった。しかし、昔の債権は、5とか6%とか、ものすごい利子でしたね。これでは、つぶれるかも、