あらすじ
国鉄~JRが世に送った車両の中には、常に脚光を浴び華やかな舞台で活躍してきた車両や、長年にわたり地域輸送などに多大な貢献をした車両もあれば、期待されて誕生しながらも、鉄道を取り巻く時代環境の変化や線区事情により不遇な一生を送った車両もある。本書ではこれら悲運に泣いた車両約50種を取り上げ、なぜ陽の目を見なかったのか、輸送環境はどうであったのかなどを考察しながら、その車両の生きざまをあらためて解説している。単に活躍時期が短かかった車両だけではなく、華やかな活躍から一転して不本意な使われ方になったり、改造による全くの目的外使用になってしまった車両など、バラエティ豊かな内容となっている。
※この電子書籍は2014年1月にJTBパブリッシングから発行された図書を画像化したものです。電子書籍化にあたり、一部誌面内容を変更している場合があります
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勉強になります
短命に終わった車両も理由は色々です。
DD54形ディーゼル機関車の様に故障が多くてやむなく廃車はともかく、50系客車•キハ181系の食堂車(キサシ180)の様に運用条件の急変によりまだ使用可能にも関わらず廃車された車両を思うとせっかくの制作費も無駄になる実態でした。
この本では写真では見れても実物は見れなかった車両がほとんどです。
Posted by ブクログ
悲運の車両たちであることは確かであろうが、サブタイトルの「名車になれなかった車両列伝」というのはどうであろうか?
明らかな名車もかなり掲載されている。
選択の基準は、設計段階の思想で、長い期間、その用途で活躍できたか、また多数派になれたかどうか?という考え方のようである。
写真は昔の車両でもそれなりにあり、内容は悪くないが、やはりサブタイトルが悪い気がする一冊だ