【感想・ネタバレ】新しい仏教のこころ わたしの仏教概論のレビュー

あらすじ

宗教とは、つまるところ、出会いでなければならぬ。本書は、仏教研究50年の碩学が、おのれと仏との出会いをつつまず語りながら、ブッダについて、ブッダの教えについて、業について、禅について、念仏について、英知に満ちた珠玉の言葉で説き明かす。

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Posted by ブクログ

仏教とは何ぞやという問いを著者の歩みと共に解説していく。

キリスト教と原始仏教の大きな違いは、キリスト教では「人はイエスが助けるもの」であるが、仏教では「仏は先を行く友であり助かる道を教えてくれるだけで、人を助けるのはその人自身に他ならない」ということなのかなと思った。

全体を通して読んでみると、仏教とは宗教というよりも思想だという気もする。
だが、本書にもあるように二者択一を迫るという点で宗教なのだろう。

様々な立場を内包することで矛盾は生じてしまうが、宗教においては真実であることよりも信じられる(直感的にあり得そうと思える)ことが重要だと思うので、仏教は有用な宗教だと思った。

もちろん、全員に必要だとは思わないけど。

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2013年08月08日

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