あらすじ
元世界ジュニア・ウェルター級のチャンピオン最上永吉の息子が誘拐された。彼を破ったジャクソンに義弟が挑むタイトルマッチ2日前の事だった。犯人の要求は、“相手をノックアウトで倒せ。さもなくば子供の命はない”。犯人の狙いは何か!?想定外の脅迫に翻弄される捜査陣。ラストまで一気のノンストップ長編推理。デビューから競馬作品が続いた直後に出された「ボクシングもの」としても話題になり、「誘拐の岡嶋」の名をさらに広げる作品にもなった。1984年刊行。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
元世界チャンピオンの最上の息子が誘拐された。彼を破った現チャンピオンに義弟・琴川が挑むタイトルマッチの2日前。犯人の要求は「相手をノックアウトで倒せ」。警察は最上と関係がある元ボクサーを追うが…。
とても面白かった。
琴川の負傷やら誘拐以外でも事件が起きたり、事件の3日間がとても緊迫感があって読むのが止まらない。
Posted by ブクログ
犯人の要求はノックアウト勝ちすること。これは世界チャンピオンを狙うボクサーに対して無理な要求。なぜならノックアウト勝ちは狙ってできるものではないから。
人質に対するプレッシャーの中で人間として無理な要求。つまり実現不可能な誘拐犯の要求の真の意味は?ということになる。ボクシングの知識が全くないのに、対戦相手を組むボクシングジム同士の駆け引きなど面白かった。
Posted by ブクログ
いつか読もう、そのうち読もうと思っていた本を今読む!というキャンペーンを自分の中でひそかに始めた。これは、膨大なリストの上の方に書いてあった作品。
今では、スポーツの試合の最中に事件に巻き込まれてみたいなミステリも聞くけど、当時は斬新だったのかな。
携帯がないから、静岡と後楽園の情報伝達の遅さもまた良かった。
ボクシングが始まれば、臨場感たっぷりで思わず手に汗握って読んだ。三郎がダウンすればハラハラするし。
赤ん坊の健一を誘拐したのは、もしや最上?とも思ったが、さすがにそれはなかった。
犯人は同じジムの種村。動機が逆恨みのようで、あっけなかったな⋯