あらすじ
獣医の若菜みずきは、ある日クリニックの建物ごと異世界に飛ばされてしまった。転移先の住民のケモ耳獣人たちによると、族長のクラウスが倒れたので、助けてくれる“聖者様”を召喚したのだという。自分は聖者ではなくただの獣医で人間は専門外だと断るが、獣人たちに必死に懇願され、ひとまず治療をすることに。その後、事なきを得たクラウスはライオン獣人の若き族長で、真摯で義理堅く、誠実な年下の好青年だった。そんなクラウスは、ある件をきっかけに獣化できなくなったらしい。族長としてライオンの姿になれないことは大問題らしく、なんとか治してほしいとクラウスの従者に頼まれるが、人間のみずきにはその解決法がわからない。どうやらその原因は、クラウスの想い人にあるようで…?
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Posted by ブクログ
いきなり異世界へ召喚された獣医のみずきの役目が獣人のクラウスをを治す為、といきなりの仕事?に戸惑いながらもちゃんと診て助けようとするみずきの誠実な態度とかが良かったです。
獣人クラウスのライオンになれず、何とかライオンになれないかと治療を試みるけれどどうやら心理的な物であると分かるのに中々その理由が分からずどうするか悩むみずきがその間に沢山の獣人を診て助ける行動が凄くかった。
その中で鳥人のヨハンがクラウスとは親密な関係でモヤモヤしてしまい自分の恋心に気づき、でも叶わぬ気持ちだと悲しみ、その上異世界と現世界と行き来が出来るのは驚いたけれどそれには実は代償があるとは知らなかったみずきがクラウスの元から去ろうとしてした時にも驚くべき事が分かりとにかく色々と絡み合っていてみずきの悲しさは別にして面白かったです。
クラウスとみずきの思いの行き違いが分かり両思いと分かり結ばれる事が出来たのは本当に良かったです。
異世界と現世界を行き来する問題も解決してみずきは現世界でのクリニックと異世界での生活と忙しそうだけれど充実したこれからを過ごせそうでホッとしました。
ラストが「え?大丈夫?!」で(笑)
特典ペーパーでは本編ラストの続きで、星を見て想うみずにクラウスの言葉、甘々な2人に心温まりました。
安心感
転生モノでヒットして、試し読みして悩んで購入。獣医さんと獣人のお話。まさかのクリニック建物ごとの転生!そして、異世界で自動ドアとかパソコンとかレントゲンとかエコーが使える!?オペもしちゃいます。建物ごとの転生もびっくりですが、「帰れる」「もどれる」転生もなかなか!大きな波もなく、ぐるぐるドロドロもなく、安心して「めでたしめでたし」っと読めます。