【感想・ネタバレ】精神科医が教える 休みベタさんの休み方のレビュー

あらすじ

「とにかく忙しくて、休みたいと思っても休めません」
「うちの職場は、休むなんてとんでもないんです」
「休日も仕事のことを考えてしまいます」

本当は疲れているのに、「いつのまにか、休みたくても休めなくなってしまった」、すべての人へ。

サラリーマン時代、自身や周囲のメンタル不調に遭遇し、その後、精神科医になった尾林先生が、自身のクリニックや企業の産業医として、出会った多くの方々との対話から培った知見をもとにアドバイス。

今どきの、一見働きやすそうでいて、なかなか働きづらい職場で、ついつい頑張りすぎてしまう「休みベタさん」が少しでもラクになる考え方を紹介。不安や焦りをなくして、休み上手になれるヒントが詰まった1冊。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

休みベタさんの思考のくせを紐解きながら、ガチガチにかたまった「仕事しなきゃ」「がんばらなきゃ」の想いを少しゆるめてくれる本でした。

以下メモ。

調子を戻すためのひとつの方法として、「休む」というより「余裕をつくってみる」
→有休をとる
→超ゆっくり仕事をしてみる
(目的と自分の立ち位置を確認する。あれもこれも、の焦りで頭がいっぱいになってしまっている。必死に走り続けることが目的ではないと振り返る)
→「常に学ばなくては」の強迫観念から距離をおく

期限を決めてその日まで耐える
ババ抜きでババを引いた時に、他の人に訴えてもダメ。仕方ないと思って、他の人がババを引いてくれるまで待つしかない。

頑張っても説明のつかない偶然の要素があると考える(同僚や上司との出会い、運不運)

きちんとした生活をしなくても良い(無理にちゃんと食べたり、ちゃんと起きたり掃除したりしなくても良い)(夜中までドラマをみても、お菓子を沢山食べてもよい)

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

私は典型的な休みベタである。疲れて布団に入っても仕事や悩み事ばかり考えて眠れないことが多い。休暇を取っても、何もしないことに不安を感じ、何かするか考えていないと落ち着かない。この状態を変えられないかと思って読んだ。

本書では、「休むのではなくスピードを落とし、余裕を作る」ことを推奨している。休むか働くかの2択ではなく、働き方に強弱を付けて、忙しすぎる日々に余裕を持たせるという作戦だ。確かに、忙しいことで生産性が落ちて逆に時間がかかることも多い。

一方で、スピードを落とした事でタスクが溜まってしまう心配もある。まぁ、どこまで生産性を上げてもタスクはゼロにはならない。なので、仕事を全て終わらせるという夢は諦めて、自分の心身と保つことを重視しよう。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

「ちょっとだけゆるめてみよう?」と背中をなでてくれるような本でした。
専門家なのでもちろん正論もぶち込んできますが(嫌な相手は変わらない、そこに期待しても無駄、とか)、基本優しく本の中では褒めてくれるし、こちらがツライと思っていることを言語化してくれてると思いました。
ツラさの多くは「期限が見えないこと」というのは確かに、と思いました。同じツライ状況でも「終わり」が見えているのとそうじゃないのとでは全然意味が違いますもんね。
また、東大卒リクルート入社後にやめて医学部に入り直して現在は産業医として働く完璧超人のような著者ですが、「ストレスたまると夜中にアイスのドカ食いとかしちゃいます」と素直に書かれているのが良い笑
いつもそれをしたらダメだけど、たまには仕事を放棄して海外ドラマ見まくったり、お酒飲んでみたり、家事をさぼるのも全然あり、と肯定してくれます。

今、ものすごく切羽詰まっててすぐに効く解決策を!となってる人にはもしかしたら物足りない本かも知れません。でも、多くの「仕事がなんとなくツライ、しんどい」と思ってる人には参考にあんることもあるのでは、と思いました。

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2025年11月06日

Posted by ブクログ

点訳のために読んだ本。仕事が忙しい、周りに気を使うなどの理由で、休めなくい人たち向けの本。当たり前のことが書かれ過ぎていました。某総裁は捨てるようですが、ワークライフバランスの流れもあり、比較的自由ないろんな働き方が、会社でも可能になった中
、一方で、こういう本が必要な人たちがいる世の中に何、だかなぁという気持ちになりました。

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

科学的に論じたり、手法を確立して提案したりといった内容ではない分、もしかしたら現状に対して限界を感じている人にとっては焦れったく感じるかもしれない。
ただ、現状をまるっと変えようとすることは、特に今この本を手に取った読者は難しいはずという筆者の考えから、休みに対しての考え方のステップの提案や実例を交えながら休みベタが陥りやすい思考法など、読者に対して現状の改善へのアプローチをハードルを下げて提案しているよう感じる。
このままだったら鬱状態になってしまうかも…とか自分の仕事のやり方に限界を感じ始めてる人など、今の仕事や休み方に違和感を感じてきた人におすすめ。もしこの本を読んでこんなの無理!早く現状を変えなきゃいけないのに!と涙が出てくる人はちゃんと病院に行きましょう。適切な処置は大事です。

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2025年10月03日

Posted by ブクログ

どちらかというとメンタルヘルス色が強めです。

「はじめに」にも書いてあるのですが、仕事術的な話ではなく、メンタル面から改善して休めるようになっていこう的な本でした。

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2025年10月01日

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