あらすじ
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結成11年、いまだ鳴かず飛ばずのお笑いコンビ“イエローハーツ”。これまでコンビの今後について真剣に話し合うことを避けてきたふたりも、気がつけば30歳。お笑いに懸ける思いは本気。でももう後がない。何とかして変わりたい。そう思ったふたりは「交換日記」を始めることにした。お互いの本音をぶつけ合うために――。
交換日記形式で織りなされる、おかしくも切ない「絆」の物語。
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Posted by ブクログ
オーディオブックで視聴
久しぶりに本で泣いた!
これが友情ってやつなのではないかと思えた作品。
上手くいったことより、楽しかった事の方が覚えてるもんなんだなあと。2人で漫才してても売れないし、悔しい・惨めな思いもしたけど、やっぱり楽しかった...読んでて、自分が目指してることに一生懸命になろって感化されたし、今の自分が嫌にもなったり、恥ずかしくなった。
夢を諦めるのも才能...その唯一の才能に気付けたカワノ。今の自分だったら、諦めた自分がカッコ悪くてやらないと思う。だからカワノはすごいと思った。
人間って、大切なもののために、生きていくんだなあって心から思えた作品でした。
Posted by ブクログ
「やろうと思ってる人は一杯いて、それを実行に移す人はほんの一握り。『やろうと思ってた』と『やる』の間には大きな川が流れてる」
この言葉がグサっと刺さった。私は自分がやりたいと思ったことはすぐに始める方だけど、それを長く続けられない。自分には向いてないかもとか、これやってもどうにもならないから他のこと頑張ったらいいやとか思ってすぐに辞めてしまう。
「夢を諦めるのも才能だ」
その言葉は、私のように言い訳を見つけてやりたいことから逃げてしまう人には言えない言葉だ。不安を乗り越えて自分の選んだ道を突き進んだ人の言葉だ。
だから、彼らがすごく眩しすぎて苦しかった。
Posted by ブクログ
結局イエローハーツは、自分たちの「素」で勝負しようと腹をくくることになります。「笑軍天下一決定戦」というコンテストに向けてネタを出し合いながら、「コンビニの店員と客」といった設定ではなく、「田中と河本」という人間自体の面白さをネタにするのが一番面白い、という結論に辿り着きます。
この結論は、お笑い芸人を目指す人だけじゃなく、表現をしたいと思っている人みんなに共通するものだと思います。おそらく一番の問題は、「自分」から出発しないで「理想」から出発してしまうことです。若い頃はとくに、「理想」と「自分」との距離のあまりの遠さに押しつぶされそうになります。そして、「理想」に辿り着くため、「自分」を大きく見せるために、余分なものを積み重ねていこうとします。でも僕は、じつは積み減らしていくことのほうが正解だと思うのです。減らして減らしていった最後、逃げようのない本来の自分というものがドスンと出てきた時に、その人らしいものが現れます。それこそが、面白い。(あとがき・若林正恭)
Posted by ブクログ
次に進む人、夢から身を引く人どちらにも大きな勇気と行動力が必要だった。
『夢を諦めるのも才能の一つ』だなんて今までに無かった考えだった。
胸の内を何でも明かすのが本当に良いことなのかどうか、という点は考えさせられる。
あとこの話、「若手芸人あるある」が結構含まれているのですね(笑)
お笑いが好きでいろんな番組を見るけど優勝を決める番組の裏側までは考えたこともなかった。
地文がなく日記形式なのが新鮮で、登場人物の気持ちが伝わりやすい書き方だったと思う。
Posted by ブクログ
あらすじ・・・・
結成11年目、いまだ鳴かず飛ばずのお笑いコンビ
”イエローハーツ”。
これまでコンビの今後について真剣に話し合うことを避けてきたふたりも気がつけば30歳。お笑いに掛ける思いは本気。
でももう後が無い。
何とかして変わりたい。そう思った二人は「交換日記」を始めることにした。
お互いの本音をぶつけ合うために___。
交換日記形式でおりなされる、おかしくも切ない「絆」の物語。
話題になっていたので何となく手とって買っておいた本・・・
ニュースやらでさらに話題になり(ツイッター事件)
なぜか読む気が失せた私・・・・でも最近アメトーークで又その本に
ついての謝罪とかやってあ~この本そういえば買ってあったなぁ・・と
読みはじめました
中身は本当に交換日記形式で書かれていて、背景が凄く目に浮かぶ
軽く読めて、途中クスクス笑ってしまう場面も
甲本のダメダメ感が面白くて、田中のクールさは好感もてる
本当にいる芸人さんの名前も出てきたりして、本当にこういうコンビが
居るんじゃないかって思うほどリアルで、そこは流石、放送作家で
嫁さんも芸人さんで知り尽くしてるな~って感じ
最後は田中にとっては良かった良かったって気持ちのいい終わり方
なんだけど甲本も裏では色々悩んでいたんだなって・・・・
最後のネタは感動しました