あらすじ
季節外れの2学期に、先生はやって来た。大人なのに子供なジローちゃんに、クラスのみんなはすぐ打ち解ける。心(こころ)は、自分が好きな人を先生に教えて、恋の協力をしてもらうことに。ところが、好きな人・不破(ふわ)君はどうも先生を嫌っているようで…?
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
前作『恋したがりのブルー』が素晴らしい作品だっただけに、こりゃあ最新作も読まねばと思ってね!
(でも実は『恋なんかはじまらない』の方が好きだったりw)
先生×生徒の話は例によってあまり好きじゃないけど…ジロちゃんが可愛いんで、許す!笑
でもジロちゃん家複雑ね。
お父さん有名な政治家で、そのコネで教員採用されたとか。
しかもジロちゃん、1年留年と2浪らしい…でもその裏には悲しい過去が。
2浪は学力のせいだけど、1年ダブったのは大事な人がいなくなって心が折れてしまったから。
心ちゃん鋭いね~。
「そのスーツ、先生のじゃないでしょ。先生には大きすぎるもん」とか「兄キ?イチロー?」とか。(まぁ次男でジローだから想像つくかw)
そう、ジロちゃんには兄貴がいた。文武両道で人望も厚い兄。親も先生も期待していた。しかし彼にはその期待に反して教師になりたいという夢があった。
いつもやんちゃをしていたジロの味方をしてくれた兄。その兄が自分にだけ語った夢。
しかし兄は大学4年の時事故で急逝してしまう。
自分しか知らない兄の本当の夢。兄は教師になって何を見たかったのか/何をしたかったのか。それを知りたくて、ジロは教師になった。
「迷惑かけるかもしれないけど努力するから、付き合ってよ」
胸に響く告白。“愛の”じゃないけど。
うーん、今後の展開気になるね。